海外旅行は移動が多く疲れが出やすいです。ほかにも気候や食べ物の変化から、体調不良になってしまう場合があります。
「高熱が出た」「けがをした」といった場合、医師に診察してもらう機会があるかもしれません。海外で体調不良になった場合に備えるには、どうすべきでしょうか。
海外旅行での体調不良は、案外身近なものです。
ちょっとした体調変化には、すぐに対応できるように常備薬を用意しておきましょう。
そして、万が一に供えて、海外旅行の保険内容をあらかじめ調べておくようにしましょう。
各個人にあった常備薬があると思いますので、荷物の中に必ず何日分かを入れておくだけで安心です。頭痛薬・風邪薬・目薬・胃腸薬は必ず入れておくようにしましょう。
虫刺され薬・傷薬・ばんそうこうなどもよく使います。現地の薬局でも手に入りますが、体に合わないこともあるので注意が必要です。女性の場合には、生理用品を用意するのもお忘れなく。
なお、医師の処方箋で服用している薬は、国によっては持ち込み制限があります。気になる方は事前に医師に相談しましょう。
▼こちらもチェック
持ち込みできない場合も!?海外旅行に薬を持っていくときの注意点
海外で疾病になった場合、頼りになるのが海外旅行保険です。あらかじめ加入しておきますと、病院での支払いを保険会社がしてくれるサービスがあります。
疾病の内容によっては補償の対象外になる要項もあります。海外旅行保険を契約する際には、補償内容を細かく確認するようにしてください。
▼こちらもチェック
海外旅行で保険証は必要?
加入しないと大変なことに?海外旅行保険の必要性と加入方法
クレジットカードによっては、自動で海外旅行保険が付帯されているものがあります。
90日以内滞在の旅行の場合、キャッシュレスでクレジットカードとパスポートを病院に提示するというものです。
年会費無料のものならば保険料の節約になりますので、短期間の海外旅行や都市部への旅行の場合にはよいでしょう。
ただし、保険会社の海外旅行保険と比較すると補償範囲が狭いこともあります。
どちらを利用するかは、旅の目的によって検討するようにしましょう。
海外では気候、水など日本とは違う点が多いです。
衛生環境も日本ほどのレベルではない国も数多くあります。では、渡航先ではどのようなことに注意をすればよいのでしょうか。
飲料水として現地の生水を飲まないようにしましょう。
その土地に長年住んでいる人は大丈夫でも、日本人には合わない事もあります。必ず、ボトルに入ったミネラルウオーターを飲みましょう。
案外見落としがちなのが氷です。ジュースそのものは大丈夫でも、中に入っている氷は現地の生水を凍らせていれば、現地の生水を飲んでいるのと変わりません。
また、ヨーロッパの水道水は硬水でカルシウムが多く含まれているため、胃腸の弱い人はおなかを壊してしまうかもしれません。
海外旅行の予定をハードスケジュールにしてしまう人がよく見られます。
体調万全で旅を乗り切るためにも、余裕を持ったスケジュールにしておきましょう。
ホテルで体調不良になった場合には、まずフロントに相談してみましょう。
ホテルドクターが診察してくれるかもしれません。また、日本人観光客が多く利用する都市では、日本語の通じる病院を紹介してくれることもあります。
ホテルドクターがいない場合には、現地の緊急連絡先に連絡し、日本語の通じる病院を紹介してもらいましょう。
街中で急に具合が悪くなったときは、緊急連絡先に連絡し援助を求め、救急車を呼びましょう。
ただし、現地の救急車は日本とは違い、有料です。
日本語が通じない病院では通訳を頼むこともできますので、保険会社の緊急窓口に相談してみましょう。
▼こちらもチェック
食文化の違いに注意!海外旅行で下痢になったときの原因・対処法
気を緩めないように注意!海外旅行で陥りやすいトラブルと対策
渡航先で注意したい生水と生もの
海外旅行の前にやっておくと良い予防接種とは?