海外へ旅行する際、ドレスコードがあるホテルやレストランへ行かれる方も多いのではないでしょうか?ドレスコードありの場合、その場面や場所にあった服装を、というルールがあるわけですが、何を着ていったらよいのか戸惑った経験のあるかたもいることでしょう。実はドレスコードにはさまざまな種類があり、TPOに合わせる必要があります。今回は、海外旅行におけるドレスコードについてのポイントをまとめました。
ドレスコードとは、ある場所へ出かけたり参加したりするときの服装のルール、もしくはその場にふさわしい衣服をまとうマナーのこと。ドレスコードがあるレストランなどにカジュアルな服装で出向くと、入店を断られてしまうこともあります。
レストランやホテル、パーティーなどに出かける場合、周囲の雰囲気を壊したり恥ずかしい思いをしたりしないよう、訪問先にドレスコードがあるか事前に確認するようにしましょう。また、フォーマルやセミフォーマルなど、ドレスコードにも格式により種類があるので注意が必要です。
スーツよりもカジュアルで、Tシャツやジーンズよりもフォーマルなドレスコードが、スマートカジュアルです。
男性はブレザーやジャケットなどの上着とチノパンツなどの長ズボン、襟付きの長袖シャツや革のベルト、革靴を着用します。よりフォーマルな雰囲気を出したいときは、ネクタイを身に付けましょう。
女性はちょっときれいめのワンピースやブラウスとスカート(またはパンツ)などのツーピースに、パンプスなどの革靴、ハンドバッグ、アクセサリーを着用します。
高級ホテルや高級レストランのディナーなどでなければ、スマートカジュアルのドレスコードで問題ないことが多く、海外旅行で最も一般的なドレスコードといえるでしょう。
セミフォーマルは正装に準ずるドレスコードで、準礼装のことです。高級レストランやクルーズ船で食事をする場合に、セミフォーマルがドレスコードに指定されていることもあります。
男性は、昼はダークスーツやディレクターズスーツ、夜はタキシードなどを着用しましょう。ネクタイは蝶ネクタイやアスコットタイなど、種類は問いませんが必ず身に付けます。
女性は、昼であればビジネス用に見えないようなスーツや、膝丈のワンピースなどのドレスを選びましょう。夜は昼よりも華やかに見えるスーツやワンピース、もしくは膝丈からロング丈のカクテルドレスなどが良いでしょう。アクセサリーとストッキングは必ず着用し、ヒールのあるパンプスを履きます。
男女ともに、昼よりも夜の方が華やかでエレガントに見える服装を着用します。
ドレスコードの中で、一番格式が高い服装規定です。ミシュランの三ツ星がつくような最高級レストランや、豪華客船でのクルージングなどで求められることが多いです。
男性は、昼はブラックスーツやモーニングコート、夜はタキシードやテールコートを着用し、服装にふさわしい革靴を履きます。
女性は、昼は袖のあるワンピースや、ドレスなどの膝元丈より長さのあるアフタヌーンドレスを。夜は袖なしで胸元が開いたロング丈のイブニングドレスを着て、アクセサリーを身に付けましょう。ストッキングを履いて、ヒールがあるパンプスを選び、小型のバッグを持ちます。
セミフォーマルと同様に、昼より夜の方がより一層華やかな服装になります。
セミフォーマルとフォーマルでは、男性はポケットチーフ、女性はイヤリングやネックレスなど、小物にも気を使いたいですね。足元を彩る靴も、きちんと服装にあったグレードのものを選びようにしましょう。
女性のアクセサリーは、昼は上品に見えるパール、夜は華やかな輝きのあるものを選ぶのがベストです。実は、日本の着物は正装としていずれのドレスコードでも通用するため、何を着用すればよいか迷ってしまう方にはおすすめです。
また、世界には女性の肌の露出が禁止されている国や、ハワイのようにアロハシャツがスマートカジュアルとして認められている地域があります。国や地域によって、ドレスコードが異なる場合もあるため、旅行する国のドレスコードは事前に調べておきましょう。
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