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子連れの海外旅行に母子手帳は必要?持ち込む際の注意点

子連れの海外旅行で母子手帳は必要?

小さい子ども連れの旅行や妊娠中に旅行に出かける場合、持っていくと安心なのが母子手帳(母子健康手帳)です。妊娠初期から小学校入学までの間、母子の健康を記録するための手帳ですが、なぜ海外旅行に母子手帳が必要なのでしょうか。今回は、海外旅行先で母子手帳が必要となるシチュエーションや使い方、気をつけておきたいポイントなどをご紹介します。

海外旅行に母子手帳は必要?

小学生以下の子どもがいる方はご存じかと思いますが、日本の病院にかかるときには何かと母子手帳の提出が求められます。これは日本に限ったことではなく、海外でも必要になることがあります。万が一子どもが海外旅行先で病院で診察を受けることになった場合は、母子手帳の中に記載されている出生記録や、どの種類の予防接種を受けているかがわかるページを見せましょう。見せることによって診察がスムーズになり、診断の助けになることがあります。

診察がスムーズにいけば、子どもと親、両方の負担が軽減されるので、持っていくことをおすすめします。しかし、母子手帳を海外で携帯する場合、紛失のリスクがあるので、持参する場合はコピーしたものを持っていきましょう。コピーは、出生状況と予防接種記録が記載されているページをコピーすれば大丈夫です。

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診察をもっとスムーズに!

海外の病院で診察を受ける際、英語を話せるなら診察がスムーズに進むでしょう。しかし、とっさに英語が話せない場合や適切な単語が出てこないという場合もあるかもしれません。そういった場合を想定して母子手帳を英訳しておくと便利です。

特に海外で母子手帳を利用する際、医師がもっとも必要としているページが予防接種欄です。日本人の医師がいる病院や、日本語が話せる医師がいれば問題ありませんが、いない場合は英語の予防接種証明書を事前に用意しておくとスムーズです。

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日本語訳付きの母子手帳

日本人でも外国の方でも使える2カ国語で記載してある母子手帳もあります。選べる言語が多く、英語・中国語・韓国語・タガログ語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・ポルトガル語・スペイン語の9カ国語が用意されているので、行きたい国によって選べるので心強いですね。また、日本語・英語・ポルトガル語・タガログ語・中国語・韓国語が併記されている「6カ国語版母子健康手帳」というものもあります。

妊娠中の海外旅行にも母子手帳は必携!

妊娠中に海外旅行に出かける場合は、安定期といわれる妊娠5~7カ月目がよいとされています。ただし、妊娠中の体は普段よりもデリケート、ちょっとした環境の変化でも体調をくずしがちです。病院にかかるようなことが起きたときに備えて、母子手帳は必ず持参するようにしましょう。

また、旅行が決まったら事前に行きつけの産婦人科の医師に相談して、英語で現在の妊娠経過状況や持病などを母子手帳に記入してもらいましょう。海外の病院で診察を受ける際、言葉が通じなくてもスムーズに対応してもらえる場合があります。妊婦さんの場合はコピーではなく原本が必要になるので、取り扱いには十分に気をつけましょう。

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海外旅行保険への加入を忘れずに!

自分たちは大丈夫!と思っていても、旅行先で病気や事故など何があるかわかりません。子ども連れで海外旅行に行く場合も、必ず保険に加入しましょう。

もしも海外で病気や事故にあった場合、日本の健康保険は使用できないため、医療負担が多額になってしまう場合があります。そんな痛い出費をしないためにも、海外旅行保険に加入することをおすすめします。また、海外旅行保険が付帯のクレジットカードもありますが、クレジットカードの障害・疾病治療費の保証額は低い場合が多いので、子どもだけでも個別で加入するようにしましょう。

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