ビザ・パスポートの準備から携帯・スマホ・wifi事情まで-出国から帰国まで旅行のギモンを解決!

パスポートが破損・損傷してしまった場合の対応策・予防策とは?

海外旅行には必須のパスポート。パスポートは日本国政府が発行する公文書で、海外でも利用できる身分証明書です。大切に扱っていても、不測の事態で汚れてしまった、破れてしまった、ぬれてしまった……、そんなこともあるかもしれません。今回は、パスポートが破損・損傷してしまった場合の対応策と、予防策をご紹介します。

出発前にパスポートが破損・損傷してしまったら

破損・損傷したパスポートは返納し、新規に発給申請を行う必要があります。各都道府県のパスポートセンターや旅券窓口で、パスポートを所有する本人が手続きを行いましょう。破損や損傷がひどい場合、代理人では手続きができません。氏名、写真、生年月日などが確認できないような損傷の場合は、紛失届の提出が必要になることもあります。

新規発行にかかる日数は都道府県によって違いますが、通常1週間程度です。詳しい情報は各都道府県の申請窓口に問い合わせましょう。

旅行中にパスポートが破損・損傷してしまったら

破損・損傷だけでなく、紛失や盗難の被害に遭ったときは、速やかに最寄りの日本国大使館や領事館に届け出るようにしましょう。海外旅行へ行くときは、その国や都市に日本の在外公館があるかどうか、アクセス方法などをあらかじめ調べておくと安心です。

パスポートの盗難に遭った場合は、まず現地の警察へ行って紛失証明書(ポリスレポート)をもらい、それを持って在外公館へ行きましょう。紛失の際は、国により警察に届け出が必要な場合と必要のない場合があるので、各国大使館・領事館のホームページで情報を確認するか、直接問い合わせてください。

新しくパスポートを発給してもらうためには、大使館または領事館に置いてある「紛失一般旅券等届出書」と「一般旅券発給申請書」を提出します。身分証明書、パスポート申請の規格に合った証明写真、6カ月以内に発行された戸籍謄本(抄本でも可)が必要です。必要書類に不備があるときは、在外公館で対応してくれるのでまずは在外公館へ出向き相談しましょう。

パスポートが再発給される前に日本に帰国しなければならない場合は、「帰国のための渡航書」を発行してもらうと、日本への直行便または経由地で空港の外に出ない方法で帰国できます。

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パスポートの破損や損傷を避けるために

まずはパスポートの適切な保管場所を決めておき、無造作に扱わないようにしましょう。持ち歩く際、飲み物などの液体物と同じかばんに入れて持ち歩かないようにすれば、ぬれるリスクを減らせます。

またパスポートの原本を持ち歩く必要がなければ、ホテルの金庫に入れておくかスーツケースに入れて鍵をかけておくなどし、どうしてもパスポートを持ち歩かなければならない場合は、安全な場所に入れて汚したり折り曲げたりすることがないように携帯しましょう。

パスポートの原本が必要になるのは、空港でのセキュリティーチェック、飛行機への搭乗、入国審査、ホテルのチェックイン時などある程度決まっていますので、パスポートのコピーを携帯していればほとんどの場合通用します。

ただし、国や地域によっては、お店やレストランでクレジットカードを利用する際に身分証明書の提示を求められることもあります。旅行することが決まったら、事前に現地の情報サイトや旅行会社からの情報などでその国や地域について調べておくと安心ですね。

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