ヨーロッパや東南アジアなどを旅行する際、鉄道を利用して移動する人も多いでしょう。その際に必ず立ち寄ることになるのが駅。行き先によって、使用言語がフランス語であったりスペイン語であったりとさまざまですが、簡単な英語であればほとんどの場合通用します。実際に駅で想定される会話をあらかじめ把握していれば、チケットの入手など窓口でのやりとりもスムーズに。今回は海外旅行先の駅で使える英会話をパターン別にご紹介します。
海外旅行中、陸路の移動手段として重宝するのが電車や鉄道です。レンタカーなどを選ばない場合、確実に目的地に運んでくれる電車は重要ですよね。鉄道・電車のことを全般的に「train」と言いますが、例えば、路面電車はアメリカでは「streetcar」(イギリスでは「tram」)、寝台列車は「sleeper」と言うなど、種類によって使い分けます。
また地下鉄は「subway」「metro」「underground」「tube」と呼ぶなど、国や地域によっても列車の呼び方はさまざま。目的地が決まったら、まずはその場所で一般的に使用されている交通機関の呼び名について、ガイドブックやインターネットなどを通じて調べておくと安心ですね。
まずどこに行くにしても、その起点である駅にたどり着かなければ何も始まりません。駅の場所がわからない場合には地元の人に尋ねてみましょう。
Where is the station? (駅はどこにありますか。)
How do I get to the station? (駅へはどのように行けばいいですか。)
具体的な行先を付け加えると、より正確な情報が得られます。
Where is the station for ●●? (●●行きの駅はどこにありますか。)
●●には目的地の名前を入れましょう。
また改札口のことを英語では「turnstile」「ticket gate」と言います。駅の部分を言い換えて使うとよいでしょう。
目的地に向かう電車への乗り方が分からなくて、右往左往した経験はありませんか?自分で調べるのもいいですが、駅員や通りすがりの人に聞いたほうが早い場合もあります。
Could you tell me how to get to ●● from here? (●●までの行き方を教えてください。)
駅に到着したら、次に目的地へ行くための切符を購入する必要があります。まずは具体的に券売機や切符売り場がどこにあるのかを聞く表現です。
Where is the ticket window? (切符売り場はどこですか。)
Where can I get tickets for the ●●? (●●行きの切符はどこで購入できますか。)
Tickets(切符)のあとにforと場所の名前をつけて聞いてください。他にも下記のような表現が役に立ちます。
I’d like a one-day pass, please.(1日券をください。)
Tickets to Paris, please. Two adults and two children.(パリまでの切符をください。大人2枚、子ども2枚です。)
目的地の最寄り駅で降りるためには、どこで降りたらいいのかを聞きましょう。
Which station is near to the ●●? (●●に一番近い駅はどちらですか。)
駅によっては複数の電車が止まっていることもあります。自分の行こうとしている場所と関係のない方向に行ってしまうと大変。間違わないためにも駅員に質問し、正確な情報を得ましょう。
Which line is going toward the ●●? (●●行きの電車はどちらになりますか。)
更に丁寧に聞く場合は先程のフレーズの前にCould you tell meの表現を付け加えるとよいでしょう。
他にも
What track does it leave from? (何番線から出発しますか。)
という表現や
When does the next train arrive? (次の列車の到着はいつですか。)
も役に立つでしょう。
特に初めての海外旅行の場合、駅で乗り間違ってしまわないか不安になるものですよね。最低限の英会話フレーズを覚えておけば、電車の遅延などの急なトラブルに対応できるはずです。駅で使える英会話を暗記して、旅行をスムーズに楽しめるものにしましょう。