海外旅行へ出かけるとなると、気になるのが服装選び。現地でのスケジュールにあわせて普段よりも張り切ってオシャレしたいという方も多いと思います。しかし、旅行先の国によっては、オシャレな服装でいるだけでスリに遭う確率が上がることも。今回は、海外旅行では避けた方が良い服装と旅先のワードローブを選ぶポイントをご紹介します。
海外旅行中の日本人の服装は、一目で日本人観光客と見られてしまうぐらい特徴的な服装をしているようです。旅行中は気分も上がりますし、記念写真をSNSなどにアップするとなると、お気に入りの服を着てバッチリ決めたいと服選びにも力が入ると思います。
しかし、ブランドのバッグやアクセサリーなど、日本にいるときと同様のスタイルではどこを歩いてもスリのターゲットになりがちです。海外では、極力シンプルな服装をするよう心がけましょう。
日本では当たり前のようにファッションとして受け入れられている服装が、海外では受け入れられないことも多くあります。
万国共通の注意点としては、女性のミニスカートは避けた方が無難です。また寺院や教会、モスクなどの神聖な場所では、Tシャツやタンクトップに短パン、サンダルといった露出の多い服装では入場を断られる場合もあります。さらに、ミニスカートに網タイツのスタイルは、国によっては売春婦と勘違いされる事もあるので控えるようにしましょう。
国内で人気の高い国旗柄の入ったアイテムや、ドクロ柄、宗教系のモチーフが入ったもの、外国語がプリントされたTシャツなどは、治安の良し悪しに関わらず避けたほうが無難です。Tシャツにプリントされた外国語の意味がじつはヤバかった……なんてことにならないよう気をつけましょう。
イスラム圏を旅行する場合は、女性は肌の露出を極力控えるようにしましょう。暑いからといってキャミソールやタンクトップ、短パンなど肌が大きく露出する服装はNG。また体のラインが強調される服装も好ましくありません。
文化的な違いだけでなく、危険な目に合う確率も高くなりますので、できるだけ肌を隠す服装を持参するようにしましょう。イスラム教の国ではジーンズにスニーカー、長袖シャツで過ごすのがオススメです。
寒い地域へ旅行する場合、毛皮やファーのアイテムは防寒対策の強い味方ですが、国によっては動物愛護の観点で不要なトラブルに巻き込まれることもあります。例えばイギリスでは、動物愛護の風潮が強く、毛皮やファーを身に着けることが好ましくないとされています。
訪れる国の文化によって持参しないほうがよい服装もありますので、渡航前に必ず現地事情をチェックして、その国に適した服装を準備するようにしましょう。
旅行中は、現地の気候や雰囲気にあったシンプルな服装がオススメです。派手な色やデザインのものは控えて、モノトーンや単色のコーディネイトを楽しみましょう。ものたりないという方は、バッグや靴、小物で色をプラス。現地のショップで小物を購入して、旅行中ならではのシンプルおしゃれなスタイルを記念写真に収めるのも良い思い出ですね。
また旅行中の洋服選びのポイントとして、しわになりにくい素材の服を選ぶことも重要です。伸縮性のあるパンツや乾きやすい素材のシャツなど、機能性も重視してパッキングしましょう。スカートよりもパンツスタイルの方が動きやすく、防犯上の理由からもオススメです。
暑い場所でも寒暖の差が激しい地域や、冷房が強い国などは防寒具が必須です。濡れても乾きやすいウインドブレーカーが一枚あると、暑さにも寒さにも柔軟に対応できて、旅行も快適。コンパクトに畳んで持ち運びが出来るパッカブルなジャケットやウインドブレーカーは旅行中とても重宝しますよ。
格式の高いレストランやホテルのバー、バレエやオペラなど観劇に出かける予定がある場合は、男性ならジャケットやネクタイ、襟つきのシャツを。女性ならロングドレスやワンピースを用意しましょう。女性の場合、セミフォーマルなワンピースが1枚あると重宝します。
洋服選びが整ったら、服装にあった靴も忘れずに準備しましょう。女性なら、ハンドバッグやアクセサリーなど、一式そろえて持参すると便利です。
海外旅行中は、観光スポットをめぐったりショッピングを楽しんだりと、普段より多く歩くことも。特にヨーロッパなど石畳の道が多い場所は、しっかりした靴がないと歩きにくく、疲れてしまいます。
長時間歩いても疲れにくい旅行中の靴選びはとても大切。サンダルやミュール、ヒールの高い靴ではなく、スニーカーなどのしっかりとした歩きやすい靴を持っていくようにしましょう。
「寒くて旅行が楽しめなかった」「暑くて体調を崩してしまった」など、準備不足で体調を崩してしまっては、せっかくの楽しい旅行がもったいないですよね。暑さ・寒さ対策は重要です。出発日が近くなったら現地の天気予報をインターネットなどで確認して、天候や気温を確認しておくようにしましょう。
帽子、サングラス、日焼け止め、サンダルなど
手袋、マフラー、帽子、防寒具、重ね着しやすいものなど
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