そんなサンデートラベラーというライフスタイルを提唱し、
切り開いてきた吉田友和氏。
現在は旅行作家としてご活躍されており、
秋には続々と新刊を3冊出版予定です。
今回はDeNAトラベル編集部員が吉田氏とお酒を酌み交わしつつ、
吉田氏の新刊についてお話と、週末海外についてのお話を伺ってきました。
みなさまにもその様子をお届けいたします。
吉田 友和 (よしだ ともかず)
結婚して会社を退職して奥様と『世界一周デート』を実現。
帰国後は出版社のサラリーマンとして勤めつつ「週末海外!」
「サンデートラベラー!週末でも気軽に行ける海外旅行」等執筆。
そんなサンデートラベラーというライフスタイルを提唱し、
切り開いてきた吉田友和氏。
現在は旅行作家としてご活躍されており、
秋には続々と新刊を3冊出版予定です。
今回はDeNAトラベル編集部員が吉田氏とお酒を酌み交わしつつ、
吉田氏の新刊についてお話と、週末海外についてのお話を伺ってきました。
みなさまにもその様子をお届けいたします。
旅行は短い限られた期間で行くのが普通、と考えていた吉田氏。
短い旅行期間の中で中でどう楽しむかを常に考えていました。
その中でうまれたのが「一日一善」というスタイル。
『一日一善という言葉がある。我が家ではこの言葉をよく旅にあてはめて考える。
一日のうちに最低一つ、何か思い出に残る出来事があればそれでいい。
本来の言葉の意味である「良いことをする」からはやや拡大解釈にはなるのだが、
謙虚な気持ちで臨むという意味では、そんなにかけ離れた考えでもない気がする。』
短期旅行で時間がないからと観光地巡りを数多くこなすことはしません。
あえて「一日一善」の気持ちで、
現地をのんびり楽しむことが大切なのです。
現地をのんびり歩いてこそ楽しそうなこと、したいことが
たくさん思いつくのかもしれません。
限られた時間の中で、思い出が際立つ旅行をするために。
何か思い出になるような核を一つ用意して、
あとは現地のゆるやかな時間の流れに身を任せるのが
吉田流・旅の心得とのことでした。
吉田氏に秋の週末旅行についてイチオシを伺ってみたところ、
「タイ!」と即答いただきました。
特にオススメなのは、ロイクラトンという11月の灯篭祭り。
海外旅行大好きな吉田氏自身、そのお祭りの魅力にとりつかれ、3回も足を運んだほどです。
タイ北部の都市・チェンマイ。
川の精霊に感謝の気持ちをこめて市内を流れるピン川に灯篭を流します。(写真1)
首都バンコクのお祭りと比べ、チェンマイではより伝統的なお祭りの姿を楽しむことができます。
灯篭の形は多種多様。
はすの花の形をしたもの、和紙でくくったシンプルなもの、行灯のようなものなどたくさん種類があります。
そんな灯篭たちが無数で水面を流れてゆく景色は、とても印象的です。
チェンマイではコムロイという、和紙でできた気球を夜空に飛ばします。(写真2)
コムロイは、中国などでは『孔明灯』として知られるもの。
孔明、というと、多くの人は三国志の蜀の軍師・諸葛孔明を思い出される方も多いのでは。
孔明灯は、孔明が敵国魏の軍に包囲された際、外部に救援要請をするために用いたという伝説からその名がつけられたそう。
柔らかに光り輝く孔明灯が、時空を超えて、タイの夜空を彩るなんてロマンチックですね。
水面を舞う灯篭と、天へと昇る孔明灯。
川そして空、両方が楽しめるチェンマイの灯篭祭りは
ぜひ足をはこんでほしいスポットです。
著作の多くに、タイのエピソードが記載されていることからもわかるとおり。
吉田氏は、生粋のタイ大好き人間です。
『タイへやって来ないと、旅がはじまらない気がしていた(中略)
日本にいるときもタイの音楽ばかり聴いて、週に最低一度はタイ料理を食べにいく日々だ。
ネットで追いかけるニュースはタイのものばかりで、
時折自分でも何人なのかわからなくなることがある。』
そんなタイ大好き人間の吉田氏が、バンコクで特におすすめしてくださったのが、
「アジアティック・ザ・リバーフロント」「ターミナル21」というショッピングセンター。
アジアティック・ザ・リバーフロントは、2012年チャオプラヤ川沿いに新しく開業したナイトバザールです。
川沿いの広大な敷地の中に、マーケットがずらりとたちならびます。(写真5,6)
ターミナル21は、空港のターミナルをテーマにしたショッピングセンター。
1Fは「東京」、2Fは「ロンドン」、3Fは「イスタンブール」というように、各階で都市のテーマで統一されています。
例えば1F「東京」だと・・・怪しげな力士が、はっけよいのこったのこった!の真っ最中・・・・というモニュメント。
我々日本人の想像を超えるシュールな可愛さです。(写真7)
海外旅行で欠かせない魅力の一つが、料理。
吉田氏の著作でも、食事をするエピソードがたくさんあります。
『エアコンのない店内に腰を落ち着け、ガパオを注文した。
バジルと挽き肉の炒め物で、
日本のタイ料理屋にも必ずある鉄板メニューであり
僕が最も愛するタイ料理の一つでもある(写真8)
日本のタイ料理屋で食べるそれとは
辛さのレベルが段違いで、
顔を覗かせる唐辛子の赤色を目にすると
「ああ、タイに来たんだなあ」としみじみ感慨に耽る。
調子に乗って早くもシンハービールも飲み始めたが
あまりの辛さにすぐに汗に変わっていく。
でも、ヒーヒー言いながら食べる瞬間は
むしろ至福の時だった。』
旅行者むけの場所より、現地の人が行きかう場所で
現地の方が食べている料理を食べてみる。
旅行ならではの喜びがそこにはあります。
PHOTO DATA
タイへのフライト
【チェンマイ】
日本から直行便で約6時間。
飛行機で乗り継ぎ便でチェンマイ国際空港へ。
【バンコク】
日本から直行便で約6時間。
飛行機で直行便、乗継便で、バンコク・スワンナ
プーム国際空港へ。
吉田氏が続いてオススメして下さったのはシンガポール!
7月に渡航してきたばかりだそうです。
シンガポールといえば、やっぱり!
携帯電話会社のCMでも有名なマリーナベイサンズ
という話題のホテルを思い出す方も多いのでは。
『旅好きなら耳にしたことくらいはあるだろうか。
鳴り物入りで登場した、最新の五つ星ホテルだ。
ラスベガスのサンズ系列で、シンガポール初の
カジノも併設しているが、そんなことより何より
外見の奇抜さが群をぬいている。
三棟の高層ビルの頂上部分にパカっと
お盆を載せたような不可思議な建築物。
三つのビルを繋ぐその頂上部分はプロムナードになっており
なんとプールが用意されている。』(写真1)
7月には、そのマリーナベイサンズのお向かいにできた植物園
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを早速チェックしてきたそう!
色とりどりの花や南国の植物と出会えるこの植物園。
ふと椰子の木の先にある、空を見上げると、そこには宙に浮く宇宙船・・・じゃなく、マリーナベイサンズが!
なんとも不思議な眺めです。(写真2)
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで特徴的なのは、なんといってもその不思議な形状。
曲線に囲まれたドームの形は、ひときわ目をひきます。
マリーナベイサンズの上から眺めると、その形の全容を捉えることができますよ。(写真3)
2つあるドームのうちの一つ、フラワー・ドームでは、世界各国の春の植物を楽しむことができます。
花壇に色とりどり咲きほこる花。空へ向かって伸びるバオバブの木。
常夏の国シンガポールで、春に出会うなんて不思議な気分ですね。(写真4)
PHOTO DATA
シンガポールへのフライト
旅先選びの重要なポイントは、価格・時間等条件のいい航空券。吉田氏は、オンライン完結型予約サイトを活用しています。
種類が豊富で『特定アライアンスの航空券』『周遊航空券』『海外発航空券』等変則的な形体の航空券も探しやすく、すぐ予約できるのがメリットだそう。(DeNAトラベルもチェック頂いております!)
旅先の国や目的にあわせ柔軟に予算を配分しましょう。
例えば、物価が高いシンガポールの場合・・・吉田氏は2泊のうち1泊は3,000円の安宿、もう1泊は5つ星ホテル・・・と予算を配分し、憧れのホテルライフを満喫したそう。かけるべきところにお金をかけると、旅全体の満足度もアップ!ハイ&ローのバランス感覚が大事です。
短期旅行だからこそ、旅先では予定に縛られず臨機応変に行動しちゃいましょう!
目的の観光地が大雨で、観光するのが大変そう・・・そんな時は予定を変え、お店でゆっくり雨宿り。現地の人が楽しむように現地時間をエンジョイしましょう。短期旅行で大事なのは、短時間でどれだけ現地の空気を体いっぱい感じたか、なのです。
『転んでも海外!』
幻冬舎・刊 単行本
海外旅行で陥りがちな失敗談を中心とした旅先エッセイ。
空の旅、ホテル、食事、観光、帰国など、
現地滞在時のシチュエーション別に60の教訓を抽出し、反面教師として読者に提示する。
恥を忍んで初公開する赤裸々エピソードが満載。
『3日もあれば海外旅行』
光文社・刊 新書
週末海外の最新事情から、超短期世界一周、LCC活用、スマホ使いこなしまで、
現代ならではの海外個人旅行術を余すことなく紹介。
お得で効率の良い航空券を確保する方法、ハイシーズンの旅行の攻略法など、
即役立つ実践的な内容を、徹底的に旅人目線でまとめる。
『めざせプチ秘境!』(仮)
角川書店・刊 単行本
雑誌「野性時代」で連載された旅エッセイの書籍化。
定番ではないこだわりの旅先の魅力を紹介。
イスラエル、パナマ、マダガスカル、モロッコなど、計10の地域の旅行記と
マニアックな旅先であっても自由自在に旅する心得を1冊に。
「忙しくてなかなか海外旅行へ行けないけど、もっと旅したい!」
そんな方にこそ、吉田友和氏の新刊はオススメです!
仕事や学業にいそがしいサラリーマンの私たちでも、旅行にいける具体的なノウハウがつまっているから。
次は自分が試してみよう、と旅心がうずくこと間違いなしです。
DeNAトラベル編集部では、吉田氏の本を読みおえたとたん「有給休暇申請をだすぞ〜!」と叫びだす編集部員が続出中で大変です(笑)
旅行会社のスタッフも虜になる吉田友和氏の著作。ぜひDeNAトラベル読者のみなさまにもお読みいただけると嬉しいです!
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