壮大な渓谷が待っている!花蓮(カレン)・太魯閣峡(タロコ)

台湾東部の町と自然豊かな峡谷を楽しむ 花蓮(ホアリエン)を基点に、太魯閣峡(タイルーゴーシャー)の絶景を見に行く

太魯閣国家公園は、立霧渓(リーウーシー)が長い年月をかけ大理石を浸食してできた、台湾有数の景勝地。いくつもの県にまたがる広い地域を占めますが、なかでも花蓮県東部の太魯閣峡では、深い谷と岩壁が作り出すダイナミックな風景が眺められることで知られます。その南約30kmに位置する花蓮市は、花蓮県の県庁所在地であると同時に太魯閣峡への基点ともなる町。原住民文化や日本統治時代の面影を残す見どころや、夜市やグルメなどの楽しみも多い花蓮に滞在し、太魯閣峡で雄大な自然を楽しみましょう。

台北から列車で2~3時間の花蓮(ホアリエン/カレン)の町

花蓮(カレン)の観光エリア

日本統治時代に商業港として栄えた花蓮

人口約11万人の花蓮※市は、台湾の東海岸でも大きな町のひとつ。花蓮駅の近くから海へ向かう中山路を中心に、明るくのどかな雰囲気の街が広がっています。
この地は日本統治時代に港町として栄え、日本からの移民も多く花蓮港に上陸しました。現在は鉄道駅や酒工場など、町に残された当時の建築が見どころとなっています。周辺には、弓型の海岸が美しい七星潭や、アミ族の歌や踊りのショーが見られる阿美文化村などがあります。

※読み方は中国語で『ホアリエン』ですが日本では『カレン』と呼ばれることも多い

東大門国際観光夜市(ドンダーメングオジーグアングアンイエシー)を歩く

東大門国際観光夜市で食べ歩き

花蓮に滞在して太魯閣峡を訪れるなら、夜は花蓮駅の約3km南にある東大門国際観光夜市(ドンダーメングオジーグアングアンイエシー)へ行ってみましょう。ここは2015年にオープンした花蓮最大の夜市で、テーマの異なる4つの通りから成ります。

その4つとは、一般的な台湾小吃の店が多い「福町夜市」、中国大陸の各省の名物が揃う「大陸各省一条街」、原住民の料理が味わえる「原住民一条街」、かつて別の場所にあった自強夜市の店舗が移転した「自強夜市」です。なかでも「原住民一条街」は、独特な食材を使った珍しい料理を出す店が多く、この地域の原住民文化を垣間見られます。各通りには、ゲーム屋台や雑貨を売る屋台も並び、路上でコンサートが開かれていたりするなど、食事以外の楽しみも盛りだくさん。

近くには、花蓮産の石を売る店が集まる「石芸大街」もあるので、併せて訪れるといいでしょう。

扁食(ビエンシー)と呼ばれるスープ入りワンタン

扁食(ビエンシー)と呼ばれるスープ入りワンタンは、花蓮を代表する名物。町なかにはいくつもの有名店があり、豚やエビなどを使ったこだわりのワンタンを提供しています。あっさりスープに浮かぶ大ぶりのワンタンを口に含むと、薄い皮の感触が心地よく、餡のうまみが広がります。

五霸焦糖包心粉圓(ウーバージャオタンバオシンフェンユエン)

花蓮を訪れた多くの観光客が向かう店のひとつに、五霸焦糖包心粉圓(ウーバージャオタンバオシンフェンユエン)があります。ここのかき氷は、まるでメロンパンのような独特の見た目が特徴。キャラメルソースがかかった氷を崩すと、中からアズキや緑豆、豆花(豆乳ゼリー)、仙草ゼリー(薬草のゼリー)、そしてさまざまな味の餡を包んだタピオカが出てきます。台湾スイーツを一度に楽しめる、楽しくかつおいしいかき氷です。

インフォメーション

東大門国際観光夜市(ドンダーメングオジーグアングアンイエシー)の風景

台北駅から花蓮へは、普悠瑪号や自強号、莒光号などの列車で所要2~3時間。

東大門國際觀光夜市(ドンダーメングオジーグアングアンイエシー)
住所:花蓮市中山路50号(重慶路と中山路の交差点付近)
営業時間:18:00頃~24:00頃
交通:花蓮駅からタクシーで約10分

五覇焦糖包心粉圓(ウーバージャオタンバオシンフェンユエン)
住所:花蓮市博愛街165号
電話:03-8322929
営業時間:10:30~22:00
定休日:年中無休
スタッフ言語:日本語
平均予算:55元
総席数:42席
支払:現金のみ
交通:花蓮駅からタクシーで約10分

定休日:年中無休
スタッフ言語:日本語
平均予算:55元
総席数:42席
支払:現金のみ

太魯閣峡(タイルゴーシャー/タロコ)で緑豊かな渓谷に分け入る

太魯閣峡(タロコ)を散策する様子

砂卡礑歩道(シャーカーダンブーダオ)で渓流沿いを散策

太魯閣※峡は、花蓮と台中を東西に結ぶ中部横貫公路に沿って、約18kmにわたって続く峡谷のこと。観光客に人気のポイントが点在していますが、砂卡礑歩道(シャーカーダンブーダオ)もそのひとつ。
100匹の獅子像が欄干を飾る砂卡礑大橋から階段で下りると、全長約4.5Kmの砂卡礑歩道に出ます。日本統治時代、水力発電所建設の資材運搬用に造られたもので、美しい青緑色の水をたたえる砂卡礑渓のそばに歩道が整備され、周囲の自然を観察しながら散策できます。

※読み方は中国語で『タイルゴーシャー』ですが日本では『タロコ』と呼ばれることも多い

燕子口(イエンズーコウ)から断崖の下を見下ろす

燕子口(イエンズーコウ)で断崖の底を見下ろす

太魯閣峡の中ほどにある燕子口(イエンズーコウ)は、断崖絶壁の荒々しい岩肌と底を流れる川の景色が楽しめる、太魯閣峡のハイライト。岩壁に多数のイワツバメが巣を作っていることから、この名前で呼ばれています。
燕子口バス停から渓谷に沿って続く1.4kmの歩道は、岩を大きく削って造られており、工事の際もここがかなりの難所だったことが分かります。歩道からは、遥か底を流れる立霧渓と、その流れが削り出した珍しい形の岩が眺められます。この場所は落石が多く、ヘルメットの着用が勧められています。

殉職者を祀った長春祠(チャンチュンツー)

殉職者を祀った長春祠(チャンチュンツー)

台湾を東西に横断する中部横貫公路の建設中、事故で亡くなった225名を祀る祠で、1958年に建てられました。祠の下には白く美しい長春滝が流れています。かつては手掘りのトンネルを通って祠まで行くことができましたが、現在は閉鎖されており、遠くからその姿を見ることができるのみです。

インフォメーション

花蓮客運バスで観光に向かう人々

花蓮駅近くの花蓮客運バスターミナルから、太魯閣(天祥)行きバスが1時間に1本程度出ています。太魯閣峡のバスが乗り放題になる台湾好行バス太魯閣線1日券が250元、2日券は400元。花蓮から「砂卡礑」まで所要約50分、その先の「燕子口」へはさらに25分。「長春祠」へは、「天祥」で折り返した下りのバスのみが停車し、「天祥」からは約25分。
このほか、台北や花蓮の旅行会社やホテルが催行する1日ツアーに参加したり、タクシーをチャーターしたりする方法もあります。

※2017年10月現在の情報です、現地事情により内容が異なる場合がございますので、ご了承ください

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページのトップへ