イタリア旅行でベネチアを訪れたらはずせないグルメとは?
水の都ベネチアは干潟(ラグーナ)に囲まれていて、イワシ、イカ、アサリ、タコ、モエケ(小さなカニ)等の新鮮な海鮮類が豊富です。リゾット、ポレンタ(トウモロコシの粉を煮てペースト状にしたもの)、アーチチョーク、さらにはワインも有名で、これらを楽しめるグルメの名店も街のあちこちで見つかります。ここではオステリア、リストランテ、カフェ、バーなどから特に人気のあるお店をピックアップしてご紹介します。
1920年創業の「オステリア ダ アルベルト」は、地元に愛されているベネチアらしいオステリア(日本で言う居酒屋)の名店です。地元の常連客に囲まれながら、ベネチアの伝統料理が楽しめます。
近くでとれた海鮮料理や日替わりメニューもあり、カウンターに並んだ大皿料理とワインを地元の人たちと大盛り上がりで楽しめます。ベネチアでは比較的、値段も良心的と言われるお店です。
運河沿いのリストランテ「リビエラ」は、本格的なイタリアンが楽しめる高級レストランです。テラス席は、潮の香りと行きかう船を見ながら食事を楽しめる最高のロケーション。旬の食材を見た目上品に盛り付けた料理は、味もセンスもハイクオリティーです。
スタッフの対応もきめ細やかで、ベネチア最後の夜や記念日におすすめのお店です。人気店なので、ドレスコードも確認してから予約をしていきましょう。
「カフェ フローリアン」はサンマルコ広場にある、現存する最古のものとも言われるカフェです。創業は1720年で、カフェラテ発祥のカフェとして有名。軽食、紅茶、ワイン等のアルコールも提供しており、政治家や芸術家が集う社交場として、古くよりにぎわっていたそうです。
店内はアンティークな内装にロココ風の絵画が並び、その歴史を感じさせます。サンマルコ広場に面したテラス席では、行きかう人々の様子や楽団の演奏も楽しめます。ベネチアの思い出として一度は訪れてみたい場所です。
「ハリーズ バー」は、1931年にオープンした高級レストラン兼バー。初代オーナーのジュゼッペ・チプリアーニが考案した、ワインベースと桃のピューレのカクテル「ベリーニ」で有名になったお店です。
1階は創業当時のまま営業しているバーで、ヘミングウェイやマリア・カラスなどの有名人もひいきにしていたとか。2階は本格的なリストランテで、こちらもおすすめです。
「アンティコ・ジャルディネット」は隠れ家的なオステリア。2007年にオープンした、新鮮な魚料理を中心に肉・野菜、種類の豊富なデザートまで楽しめるお店です。
一番のおすすめは、ベネチアが発祥と言われている「イカ墨パスタ」。このお店のイカ墨パスタは、日本人がイメージするすれとは比べ物にならないほど濃厚な味わいで、地元っこからも好評です。人気店で、ご飯時にはすぐ満席になるので予約を入れるのがおすすめです。
「アンティーコ・ピゾ」は1840年創業の老舗のリストランテは、観光客はもちろん地元の方も通うお店です。
目玉のベネチアの伝統料理は、新鮮なシーフード・野菜を使った本格的なメニュー。さらにワインは300種類以上用意されているので、料理とドリンクを存分に味わうならこのお店は間違いありません。
「アル・メルカ」はリアルト橋近くにあるスタンドバー。ワイン片手にお客さんが集まりにぎわっているのがお店の目印です。
ワインはもちろん、パニーノが人気メニュー。小さなグラスワインと、「チケッティ」というおつまみ(ヤリイカのフリット・一口コロッケ・サンドイッチ等)を低料金で楽しめます。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/07/13