伝統茶カフェや工芸品店があちこちに韓国の伝統文化が息づく仁寺洞(インサドン)
仁寺洞キルと呼ばれる約600mのメインストリートを中心に、伝統工芸品や骨董品を扱うお店、ギャラリーなどが集まる仁寺洞(インサドン)。韓国の伝統文化が感じられる、観光客に人気のエリアです。
周辺には景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)といったかつての王宮や、朝鮮王朝第26代王・高宗が即位するまで過ごした雲峴宮(ウニョングン)もあり、史跡巡りと合わせて訪れるのもおすすめ。韓国の伝統衣装である韓服(ハンボッ)をレンタルできるショップもあるので、憧れのチマチョゴリで散策しながら記念写真を撮ってみてはいかがでしょう。
観光客でにぎわう伝統の街
韓国らしいお土産を探そう
メインストリートには、伝統工芸品やそれらをアレンジしたお土産品を扱うお店がずらり。韓国の伝統的な布であるポジャギをイメージした、巾着やコースターなどの小物は色鮮やかでかわいらしく、女性へのお土産にぴったり。値段も数千ウォン程度(数百円程度)とリーズナブルなものが多いので、いろんな種類を気軽に購入できますね。ほかにも骨董品や陶磁器、伝統的な仮面踊りで使うお面の専門店などが並び、見ているだけでも楽しめます。
仁寺洞のランドマーク・サムジキル
2004年にオープンした複合施設「サムジキル」は、仁寺洞のランドマークとも言える存在。地下1階、地上4階建てで、個性的な雑貨やアクセサリー、ファッション、コスメのショップなどが入店しています。ここはショッピングを楽しめるだけでなく、アート作品で装飾された館内で撮影スポットとしてもグッド。階段を使わなくても上の階に行けるように設計された、スロープのユニークな造りの通路にも注目です。
路地には伝統茶カフェや韓定食のお店が
ハングルで書かれた看板に注目!
街の景観を守るため、仁寺洞ではほとんどの看板がハングルで表記されています。世界的なコーヒーチェーンの「スターバックス コーヒー」も、例外なしのハングル表記。今では他店舗でもハングル表記の看板が見られますが、かつては仁寺洞店が唯一の店舗で、観光名所にもなっていました。ほかに、韓国コスメブランドの「エチュードハウス」や「ネイチャーリパブリック」なども珍しいハングル表記の看板になっているので、ぜひチェックしてみてください。
韓服(ハンボッ)を着て街を歩こう
近年、韓国の10~20代の女子や観光客の間で流行しているのが、韓服(ハンボッ)を着て仁寺洞やその周辺を歩き、写真を撮ること。韓服とは韓国の伝統衣装のことで、女性用のチマチョゴリに代表されるような、ふんわりとしたフォルムと色鮮やかなデザインが目を引きます。仁寺洞にはこの韓服のレンタルショップが点在していて、料金は1日2万ウォン~3万ウォン程度。時間単位でレンタルできるお店もあります。韓国の歴史ドラマの主人公になった気分で、韓服姿で仁寺洞を散策してみてはいかがでしょうか。