第1回
単純挨拶
ホントにこれっきりでいいの?

 英会話というと構えてしまいがちだが、トラベル英会話は「Excuse me.」「Thank you.」「Please.」の三点セットで何とか切り抜けられると私は常々思っている。が、そう言い切ってしまっては連載にならないので、これから特別な勉強をしなくても手持ちの一語で通じるパワー英会話をお届けしようと思う。
 まずは挨拶から。初めて海外に行く人も超ベテランのリピーターも、海外の税関や移民局の係官への挨拶は【Hi!/ハーイ】、これでOK。【どうも】と同じく万能ねぎみたいな挨拶で、【Anytime,Anywhere/いつでもどこでも】そして【Anybody/誰にでも】使える。
 脱線するとこのエニタイム、エニウェア、これも一語で通じる英会話で、映画【タクシー・ドライバー/TaxiDriver】でロバート・デ・ニーロが言ったセリフ。不眠症でタクシーの運転手になろうと思った彼、【ハーレムには行けるかい?勤務時間は?】と面接で聞かれ、クールにこう答えていたっけ。

Have a great day!

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工藤明子

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