東洋と西洋の文化が行き交い、歴史ある街並みと現代が混ざり合う街・マカオ。2005年には、22の歴史的建築物と8か所の広場を含む
「マカオ歴史市街地区」が世界文化遺産に登録されました。進化しつづけるマカオは、香港とはまた違った魅力を持っています。
ポルトガルの影響を受けた建物や、シティリゾートらしいゴージャスな夜景など、日帰りでは周りきれない必見スポットがいっぱいです。
マカオ半島の旧市街「マカオ歴史市街地区」。マカオが誇る世界遺産は、教会や廟などのスポットではなく、それらが一体となったエリアとして登録されたことに特徴があります。
「世界遺産の街」を体感するには、歩くのが一番。半島南端から北上すれば、約2キロの行程に22の歴史的な建築・史跡と8か所の広場が数珠つなぎのように展開し、世界遺産完歩を達成することができます。
マカオでも特にポルトガルの面影を残すラザロ地区は、聖ラザロ教会を中心にしたカトリック教会の信者たちの旧居住地です。教会の他、ギャラリーやポルトガル雑貨店、レストランなどもあり散策が楽しめるエリアです。
昼間に歩けば太陽の光が色とりどりのポルトガル建築に降り注ぎ、丁寧に保存された石畳と共に、絵になる街並みです。また、イエローの光が作り出す夜景の美しさもラザロ地区の魅力。治安のいいマカオでは、夜の散歩も楽しめます。
コロアンは海と山、緑といった自然に恵まれた環境にあります。カジノがなく、静寂に包まれながら過ごせるため、リゾート客に人気です。
コロアンのメインストリート沿いに建つ聖フランシスコ・ザビエル教会は、イエローの外観が目立ちます。コロアン・ビレッジのポップでかわいらしい建物たちは、その色とデザインを見ているだけでも楽しめ、コロアンののどかな空気に溶け込んだ素朴さと心地よさが魅力です。
白地に青、さまざまな絵柄のアズレージョが、マカオの街をひときわエキゾチックに飾ります。アズレージョはポルトガル独特の装飾絵タイルです。かわいらしい模様からマカオの歴史を描いたものまで表現力は幅広く、道端の小さな噴水やポルトガル学校の壁など、散策中にあちこちで目にできます。特に民政総署の中庭につづく通りは、壁面のアズレージョとアーチ型の鉄扉が美しく、おすすめのフォトスポットです。
16世紀の大航海時代のポルトガルからの船乗りたちの軌跡をたどったのがマカオ料理。スパイス航路の寄港地のエッセンスがマカオで融合し、現在に伝わっているユニークで味わい深い味です。
代表的なメニューのアフリカン・チキンは、グリルしたチキンにさまざまな香辛料やココナッツミルクからつくるソースをからめていただきます。
ポルトガル料理の味付けは、素材の味を活かすオリーブオイル、塩、ガーリックが基本とごくシンプル。海産物、肉類、野菜を使ったメニューはもちろん、お米を使ったメニューも日本人には親しみやすいでしょう。
バカリャウ(干しダラ)を使ったメニューが豊富で、定番のコロッケはローカルにも人気があります。
散策で歩き疲れたら、甘いおやつでゆっくり休憩しましょう。定番スイーツ マカオオリジナルのエッグタルトは、サクサクのパイにプリンのようなカスタードクリームが絶品です。お店ごとに個性があるので、食べ比べもおすすめです。
また、英国式アフタヌーン・ティーはマカオでも人気があります。目にもうれしいセットで、優雅なティータイムが楽しめます。
マンゴーやタピオカなどのフルーツをふんだんに使った、ヘルシーな中国風デザートも外せません。どれも甘さ控え目、ナチュラルな味わいが特徴です。
スタジオ・シティ・マカオの2つのホテル棟の間に作られた「ゴールデン・リール」は高さではアジア一、そして世界初の8の字型観覧車です。17個のゴンドラが設置されており、一度に10人まで乗ることが可能です。地上130mの高さから、素晴らしい街の景色を堪能することができます。
オリンピックプール5個分の水を使った、迫力あるアクロバティックなショー「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」。約2,000人収容の専用劇場「ダンシング・ウォーター・シアター」で開催されています。ステージが一瞬にして帆船が航行する大海原へと切り替わる演出は圧倒的です。
ショーは写真撮影可能ですので、熱いパフォーマンスをカメラにおさめてください。
高級店が軒をつらねるショッピング・モールでは、カジュアル・ブランドから世界の一流ブランドまでが揃い、充実したショッピングが楽しめます。
コタイ地区のリゾートにあるショッピングモールは合計900店舗以上。マカオ初登場のブランドも楽しめます。まるでヴェネチアみたいに運河でゴンドラに乗れるところもあり、まさにショッピングの楽園です。
2016年3月、ポルトガルの缶詰専門店「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァシュ(Loja das Conservas)」が、アジアで初めてマカオに出店しました。ポルトガルでは古くから漁業が盛んで、缶詰製造業の歴史も長く、高い品質とノウハウを誇ることで知られています。300種類を超える缶詰が店内の壁面に美しくディスプレイされていて、レトロ調のおしゃれなパッケージや珍しい魚を使った商品などがお土産としても人気です。
香港の九龍側・香港島側の2つのターミナルからマカオへ、高速フェリーが運航しています。15分〜1時間に1本ぐらいの頻度で運航しているので、香港からいつでも気軽に移動できます。
香港島側のターミナルからは24時間運航していますので、香港到着が深夜になっても安心です。
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※別途、海外諸税(燃油込)、空港施設使用料、取扱手数料が発生いたします。
写真提供:マカオ観光局 http://jp.macaotourism.gov.mo/