第33回
ジャッキー・ブラウン三題
QTことクエンティン・タランティーノ監督の『ジャッキー・ブラウン』。ワル
のオデル(サミュエル・ジャクソン)が刑務所仲間のルイス(デ・ニーロ)を
仕事に引き入れる。自分のガールフレンドの一人メラニー(ブリジット・フォンダ)
の部屋にルイスを残し、マリファナでも吸ってな、と出ていく時の会話。
1 ルイス"Catch you later/後でな"
オデル"OK, later, Louis/ああ、後で、ルイス"
オデルオデルがスチュワーデスのジャッキー・ブラウン(パム・グリアー)に会いに
行った事をルイスから聞かされたメラニーー。気になるかい?と聞かれ
2 "Pu-leeze!/勘弁してよ!"
これ、please の強めで、意味合いは、まさか、とんでもない、勘弁してよ、と
いう意味に変化する。
この二人、どうも相性がイマイチ。一仕事の後、 アレコレうるさく言うメラニー
に堪忍袋の緒が切れたルイス、駐車場で、
3 "Keep your mouth shut! I mean, don't say one fuckin' work, OK?/口を閉
じてろ!いいか、一言も言うんじゃないぞ"
彼女 "OK, Louis/わかったわ、ルイス" とふた言答えてしまい、バンバンと銃
で撃たれてしまう。たった一言でもダメって言われたのに二語はマズイ。口は災
いの元。
Have a great day!
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工藤明子
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