第38回
ニューヨークで使える一語とは
昨年6月からご愛読頂いた本コラムもあと3回を残すのみとなったので、 5月26
日から自著の『裸のニューヨーク』の取材旅行にニューヨークに行く私として
はニューヨーク・ネタで締めたいと思う。
NYでは2月15に大規模な反戦デモが行われ、 色々なシュプレヒ・コールが叫ば
れたそうだ。誰かが What do we want?と問いを発すると他の誰かが Peace!
と答える。
What do we want? Peace!
When do we want it? Now!
結構一言英会話風である。
私が住んでいた70年代当時に、日常の危機回避法をあれこれ伝授された。私が
教わった重要な一言は Fire!そう、火事。Help!とかRape!とか叫んだのでは誰
も助けに来ないから。黒人の路上盗(mugging)に遭ったらMalcolm X! (マルコムX)
と黒人指導者の名前を言えばいいという冗談のようなtipを授けられた
りもした。今ならSpike Lee!かMichael Jordanあたりか?幸いFireを使う機会
はなかった。現在のニューヨークはきれいになったし安全である。テロさえな
ければ。
Have a great day!
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工藤明子
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