ダナンを拠点に4つの世界遺産めぐり! 効率の良い観光方法も教えます
ベトナムにある世界遺産8つのうち、中部のホイアン、ミーソン聖域、フエ、フォンニャ=ケバン国立公園は、ダナンを拠点にすれば効率良くめぐることが可能です。特にホイアンとミーソン聖域は、セットで向かうのもOK。ダナンでリゾートを楽しんだ後は世界遺産、という楽しみ方もおすすめです。
古くから貿易の拠点として栄えた、ベトナム中部の商業都市ダナン。ノンヌォックビーチやミーケビーチなどがある美しいリゾートとして有名ですが、アクセスの良さからベトナム中部の世界遺産への観光拠点としても注目されます。
特にホイアンやミーソン聖域は、ダナンから手軽に楽しめる世界遺産として人気の観光スポットです。
ダナンの南、車でたった45分の港町ホイアンは、16世紀ごろから繁栄する古い国際貿易都市。日本とも江戸時代から深い親交がある、世界遺産の港町です。
市街地中心にある日本橋をはじめ、オランダや中国など各国の文化が融合したさまざまな時代の建造物が数多く残っています。
夜のホイアンも見逃せません。定期的にランタンフェスティバルが開催され、バクダン通りやトゥボン川沿いがランタンやぼんぼりでライトアップされます。お祭りの美しい風景を楽しんで、宿泊はダナンというスケジュールもOKです。
ミーソン聖域は、ダナンの南にあるヒンドゥー教の聖地の跡。少数民族チャム族が築いたチャンパ王国がつくったものと言われ、寺院や塔、祠堂などさまざまな建造物が敷地内に広がっています。
戦禍により保存状態は決して良くないものの、森林の奥でひっそりと守られてきたミーソン聖域。ホイアン経由で移動しても良いですが、交通の便はあまり良くないため、不慣れな場合はツアーを予約するほうが安心です。
ダナンの北に位置する、ベトナム最後の王朝阮(グエン)朝の古都フエ。王宮や歴代皇帝の帝廟群などには、中華文明やフランス文化に影響が随所にみられます。
フエはホーチミンなどと違い、比較的落ち着いたたたずまいの街です。そのため、宿泊先をこちらに求めるのもおすすめです。王宮や市内を眺めるホテルから、穏やかな朝を迎えてみてはいかがでしょう。
冒険に出掛けるなら、フォンニャ=ケバン国立公園も候補に入れましょう。アジアで最も古いカルスト地形と、広大な原生林からなる国立公園の最大の見どころは、幻想的にライトアップされた巨大洞窟群です。
地下水脈を持つフォンニャ洞や、アジア最長の天国の洞窟は、実際に入って楽しんでください。ダナンからは遠いので、ツアーに申し込むならフエやドンホイなどまで行きましょう。
ダナンからの所要時間をまとめると、車で古都ホイアンまで約45分、ミーソン聖域まで約1時間半、フエの建造物群まで約2時間です。ホイアンとミーソン聖域は、まとめてまわると効率的でしょう。
ホイアンはタクシーで手軽に行けますので、無理してスケジュールに詰め込まなくてもOK。 おすすめの訪問時間は夕方から夜ですが、昼にはフルーツの売り子がいたり、開いている土産物屋も多いので、夜とは異なる趣です。
フォンニャ=ケバン国立公園へは約6時間と移動時間も長いので、ドンホイなど途中の街で1泊して、無理なく周遊するのがおすすめです。
所要時間は片道2時間程度ですがこれは直行した場合。
トイレ休憩を入れればもっと長くなります。
オプショナルツアーを利用する場合、グエン朝王宮以外にも寺や霊廟の見学、さらに食事が付いている場合もあるので、実際には1日を要すると考えましょう。
ダナンと比較すればバイクも少なく歩きやすいですが、廟や寺を巡る場合階段の上り下りが多くなるため、足元はスニーカーで。
雨季に訪れる場合、雨が降ったり止んだりするため、傘よりレインコートがおすすめ。
フエの街並みをじっくり楽しむなら、1泊することも検討すると良いでしょう。
※本記事は2019年11月時点の情報です
更新日:2025/05/01