ハノイの気候とベストシーズンは? 雨季と乾季の差も教えます!
ベトナム北部に位置する街・ハノイ。南国のイメージが強いベトナムですが、ここハノイは寒暖差が存在しています。日本の夏休みのころは雨季のピークで、不快な日が多め。10月以降は快適でベストシーズンですが、12月以降になると思ったよりも寒い日が増えていきます。
ベトナムというと、1年中暑いイメージを抱いている方も多くいるでしょう。しかしベトナムは、国土が南北に細長く気候もエリアによって異なり、山岳部では雪が降るような場所さえあります。
ハノイの気候は、大きくわけると雨季と乾季にわかれています。
しかし気温には時期によって上下の差があり、1年の半分は夏の気候ですが、もっとも寒い時期には日本の晩秋のような気温となります。四季を感じられる、と言ってもいいほどでしょう。
雨季のシーズンでも、特に7月~9月は要注意です。気温が30度を超える日が続き、降雨量も多く湿度が80%を超えることもしばしば。蒸し暑く不快な日々が続くこの時期は、熱中症にも気をつけましょう。
5月~6月と10月は気温が25度を超える日が多く、スコールも多くなるために湿度もどんどん高くなるので、不快な日が続くと考えて良いでしょう。
10月の後半からは乾季のシーズンが始まり、湿度も下がるため、日に日に過ごしやすくなってきます。12月~2月になると最高気温は20度を下回り、最低気温も5度に迫るほど寒くなります。
3月から少しずつ暖かくなりはじめ、ようやく春が訪れます。ただしハノイの春の期間は短く、日本のゴールデンウイークの時期には気温が25度を超えるようになります。
日本の夏休みにあたる7月~8月に旅行へ行こうとすると、雨季に直撃してしまいます。この時期は暑くて湿度が高いうえに、スコールも多いため道路が冠水することも珍しくありません。そのため、雨季の旅行はあまりおすすめできません。
快適にハノイ観光をするなら乾季、特に10月~11月がおすすめと言われます。しかし年末年始に近づくと、地元の人たちも困るほど寒くなることもしばしば。この時期は、しっかりした防寒着を忘れないようにしましょう。
旅行におすすめのシーズンは乾季。その中でも気温が高過ぎない10月後半~11月がベストです。特に11月は湿度がぐっと下がり、空気もからっとして快適に過ごせるでしょう。
世界遺産・ハロン湾は、ハノイから車で約3時間半。天候や時間によりさまざまな表情を見せる神秘的な景観で、観光客を魅了します。
ハロン湾観光のベストシーズンは乾季の11月から3月。快適に過ごせる昼もいいですが、サンセットや星空の時間帯もおすすめです。
プールやビーチなどをメインとしたリゾート観光を目的にするなら、6月~8月がおすすめ。雨季のため蒸し暑くはなるものの、ほとんどがスコールですぐ雨は上がり、ベトナムらしい夏を楽しめるでしょう。
ただし、9月以降は台風が多くなる時期なので避けた方がいいでしょう。
ベトナム北部の乾季は、想像以上に冷え込むことがあります。特に12月~3月ころは、最低気温が10度を下回ることも珍しくありません。
冷え込むということを念頭に置き、ジャケットやジャンパーなどの防寒具を忘れずに持っていくようにしましょう。
※本記事は2017年6月時点の情報です
更新日:2025/06/15