ロケーション・アクセス方法
ラサは海抜3,658mの高地に位置するチベット自治区の首都です。市街地南側を大河ヤルンツァンポ川が流れ、北部には625ヘクタールの敷地を持つラル湿地自然保護区が広がります。ラサの気候は、6~8月になると最高気温が20度を越える日が多くなり、晴れた日の昼間は薄着でも十分に過ごせるほどですが、曇りや雨の日になると気温が下がって肌寒く感じるでしょう。11~4月までは寒さが厳しくなります。特に12~2月は最高気温が0度を下回り、夜にはマイナス12~マイナス16度にもなるので、日中でも防寒具が欠かせません。 ラサの南西約100kmにあるラサ・クンガ空港から市内までのアクセスには、空港シャトルバスの利用が便利です。料金は25元、市内まで1時間~1時間30分です。タクシー利用の場合には市内まで150~200元程度かかり所要時間は1時間前後となりますが、車の故障が少なくないため、シャトルバスのほうがおすすめです。
交通手段
ラサ市内の移動には、タクシー、市内バス、人力車、三輪車、自転車などが利用できます。タクシーの初乗り料金は10元程度です。市内ならばこの料金だけで十分ですが、ラサのタクシーは相乗り制のため、新たな客が乗り込んでくることを知っておいてください。三輪車は2人まで乗車可能で、近場への移動に便利です。観光地であるポタラ宮などの周辺では三輪車が禁止されており、観光客に人気の人力車が力を発揮します。三輪車と人力車の料金は10~20元程度です。 もし旅慣れているならば、バスの利用をおすすめします。市内の広範囲に路線網が整えられていますし、1回の乗車で1元という料金はお得でしょう。ホテルで自転車をレンタルする人も多いです。1日20元程度の料金となり、自分のペースでラサ市内をまわることができます。