ホーチミンの博物館を訪れてベトナムの歴史と文化に触れよう
せっかく異国に来たのなら、その国の歴史や文化を学びたいですね。ホーチミンには、ベトナムの歴史や文化に触れることができる博物館があります。特にホーチミン博物館、ホーチミン市立博物館、ホーチミン美術博物館、戦争証跡博物館などはどこも魅力的な博物館なので、ぜひ足を運んでみてください。
ベトナムの英雄ホー・チ・ミンに関連した資料が展示されている「ホーチミン博物館」。ベトナムでは親しみを込めて「ホーおじさん」と呼ばれるホー・チ・ミンの生涯をたどることができます。
偉大な功績を残した革命家の温かな人柄と、戦争と通してつづられた数々のエピソードを通して、ベトナムの歴史を体感できます。その遺体は永久保存されホー・チ・ミン廟に納められ、こちらにも連日のようにベトナム人民が数多く訪れます。
白い宮殿のような美しい建物の「ホーチミン市立博物館」。植民地時代にフランス人邸宅として建てられ、現在はベトナムの伝統文化の紹介や、独立戦争やベトナム戦争の展示をしています。庭に出ると、その当時使用された戦闘機や戦車なども見学できます。
さまざまなベトナム文化に触れられる展示内容もすばらしいのですが、見どころはやはり館内や周囲の眺望でしょう。当時の上流社会の雰囲気が味わえ、流れる時間も穏やかに感じられます。にぎやか過ぎる市内観光からちょっと一休みしたい人にもおすすめです。
1987年に開館した「ホーチミン美術博物館」は、フランス風の黄色い建物が目印。3つの建物と3つのギャラリーがあり、古典も現代アートも絵画も彫刻もと、とにかく多数の美術品に触れられるので、アート好きにはたまらないスポットです。
詳しい説明が少ないものの、特に戦争をモチーフとする作品は、訴えてくるような力強さを感じます。ベトナムの歴史と芸術を感じながら、時間をかけてじっくりとまわってみてください。
ベトナム戦争をテーマにした「戦争証跡博物館」は、年間70万人近い観光客が訪れる博物館です。入り口付近には戦車や戦闘機などが飾られ、日本語のパンフレットももらえます。
当時のありのままを切り取った写真には、思わず目を背けたくなるようなものも展示されていますが、戦争の悲惨さをあらためて考える貴重な機会になるでしょう。展示の中には、日本人カメラマンの名前も見つかります。ぜひ足を運んで探してみてください。
※本記事は2017年6月時点の情報です
更新日:2025/05/01