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ウルムチの観光情報

ロケーション・アクセス方法

ウルムチは、天山山脈の北側にあるジェンガル盆地付近に位置しており、標高4000~6000mほどの山々を見渡せます。中温帯大陸乾燥性気候に属しており、夏は暑くて乾燥した天気が続きます。一方、冬は湿度が上がり、気温もマイナス10度以下に下がることも少なくありません。夏と冬の平均気温の差が35度前後あり、寒暖差が大きいのが特徴的です。 ウルムチの市街地から17kmのところにウルムチ地窩堡国際空港があります。空港からウルムチ駅や市街地を結ぶバスが出ており、これを利用してアクセスするのが一般的です。空港から市街地までの所要時間は40分~1時間程度で、料金は10元となっています。また、空港からタクシーでアクセスすることも可能で、料金は30元ほどかかります。 

交通手段

ウルムチの市街地を移動するための交通手段としておすすめなのがバスです。1元の乗車料金でウルムチの市街地を回ることができ、コストパフォーマンスがよいからです。各バス停には、漢字で行き先が記載されているため、確認しやすいのも見逃せません。ただ、渋滞することも多いので、移動に時間がかかってしまうケースもめずらしくありません。そのため、時間に余裕を持たせて乗車したほうが良いでしょう。 また、夜の時間は乗車する人が多くなるので、荷物の置き方に気をつける必要があります。高速鉄道も便利な移動手段だといえるでしょう。新疆ウイグル自治区に位置するトルファンまで1時間以内でアクセスすることが可能です。ただ、入場する際のセキュリティーチェックは厳しく行われます。そのため、乗車まで少し時間を要する点を把握しておくことが大切です。

見どころ

天山山脈上にある自然を満喫できる

ウルムチ市街の北東にある天山天池は、雪山と緑の自然に囲まれており、壮大な景色を目にすることができます。天山山脈にある高山湖として知られており、ウルムチの代表的な観光スポットとしても人気が高いです。湖付近には、移動式の住居であるパオがたくさんあるので、宿泊することもできます。 また、駐車場から湖付近までロープウェーに乗りながら行けるので、上方から自然の景色を楽しむことも可能です。天山山脈の北側の景勝地南山にある南山牧場も、自然を感じさせてくれます。1975年に建造され、山地牧場としては中国のなかでもその規模は最大です。遊牧民や羊の群れをよく目にすることができ、夏の避暑地としても知られています。スキー場として活用されており、冬の時期にも多くの人が南山牧場へ訪れます。 

家族連れで楽しめる公園や植物園

ウルムチにあるファミリー向けの観光スポットとして挙げられるのが、ウルムチ人民公園です。池のまわりを囲む敷地で、太極拳やラインダンスをやっている人がよく見られます。 また、春は桜の花、夏はフラワーカーペット、冬はアイススポーツと、季節ごとに違うことを楽しめるのが魅力です。この公園は、地元の人の間では憩いの場所になっていて、家族連れで訪れる人も少なくありません。公園内の敷地も広大で静かなので、落ち着いた雰囲気のなか散策を楽しめるでしょう。ウルムチ植物園も家族で過ごせるウルムチの観光スポットとして有名です。ビーチ用のプールを取り囲み、家族で金魚すくいを楽しむ人がよく見られます。また、美しい植物と花がいつも人々の心を和ませてくれます。

カップルが楽しめる公園や博物館もある

紅山公園は、ウルムチのなかでもカップル向けの観光スポットとして知られています。公園内から見られる夕日や夜景はとてもきれいなのが特徴的です。また、頂上付近には清の時代に建てられた9階建の塔があり、そこからウルムチ市街地を一望することも可能です。 その他、公園内にある遊園地で楽しんだり、大仏時でいろいろな大仏を見たりしてデートを楽しむこともできます。新彊ウイグル自治区博物館もカップルで訪れるのに適した観光スポットです。館内には中国に関するいろいろな展示物が飾られています。 なかでも、アスターナ古墓の埋蔵品や楼蘭の美女のミイラの観賞を目的に訪れる人も少なくありません。博物館の向かいには高級ショッピングエリアや飲食店があるので、そこで買い物や食事も楽しめます。 

中国とは違った雰囲気を感じさせる民族舞踏ショー

ウルムチの総合商業センターである国際バザールでは、夜になるとウイグルの民族舞踊ショーのイベントを行っています。衣装やまわりにある建物の外観がペルシャやイスラム地方のような雰囲気なので、中国以外の場所にいるのではないかと感じてしまう場合も少なくありません。国際バザール内にある店舗で果物やドライフルーツを購入し、それらを食べながら民族舞踏ショーを見る人もいます。 また、国際バザール内の店舗では、スカーフ、アクセサリー、民芸品、お茶などのお土産を販売しています。時期によって、これらのお土産を安売りするイベントを行うことがあるので、チェックしておくとよいでしょう。

ウルムチの名物グルメ

中国の製麺方法で作られた代表的なウイグル料理

ウルムチでのランチはウイグル料理が中心となり、その代表的なものとしてラグメンが挙げられます。ラグメンとは、麺にラム肉、ピーマンなどの具をあんかけしたものです。この料理に使用される麺は、練り上げた小麦粉を何度も棒状にのばしていく、中国の製麺方法によって作られています。そのため、ラグメンの麺はコシが強くてツルツルした食感なのが特徴的です。ウルムチで作られているラグメンは、うどんのような丸麺のタイプときしめんのような平麺のタイプの2種類があります。また、ウルムチではラグメンで使用する麺と具を焼うどんにして食べるケースも少なくありません。

複数のラム肉料理を味わえるウルムチのディナー

ウルムチのディナーはラム肉を使用した料理が中心になり、ポロ、グシナン、シシカバブなどがあります。ポロとは、米をラム肉、たまねぎ、にんじんと一緒に炒めて作ったピラフです。クミンや山椒などのスパイスが絶妙で、1回食べるとクセになってしまうことも少なくありません。グシナンは、サモサと呼ばれる小さめのパイにラム肉が詰められたウイグル風ミートパイです。シシカバブはラム肉を串焼きにした料理で焼き鳥に似ています。クミンや唐辛子などの風味がラム肉のうま味を絶妙に引き出しており、お酒を飲みながら食べるのがおすすめです。

羊の乳やしっぽの脂肪分を使用して作られたウルムチのスイーツ

ウイグル料理では羊を使用した料理が少なくありませんが、スイーツも例外ではありません。ウルムチの市街地にあるレストランでは、羊乳で作られたソフトクリームが食べられます。羊乳ソフトクリームは甘さが適度で味も濃厚なので、スイーツ好きの人でもその味に満足することができるでしょう。また、羊乳ソフトクリームと一緒に販売している油条もおすすめスイーツです。中国の揚げパンでサクサクした食感が特徴的で、羊乳ソフトクリームとの相性も抜群です。ウイグル料理の代表的なお菓子であるハルワも見逃せません。羊のしっぽの脂肪分、小麦粉、砂糖を混ぜて煮詰めながら作ります。ハルワはナンにつけながら食べるのが一般的です。

甘味や塩味のある飲み物もある

ウルムチには、おすすめの飲み物も少なくありません。まずはシャイというミルクティーです。砂糖がたくさん含まれているので、ストレートティーよりも甘さが強いです。そのため、お菓子を食べながら飲む場合も多いです。また、人によってはシャイに塩味や香辛料を加えて飲むこともあります。ヨーグルトに水と塩を混ぜて作られたアイランもウルムチのおすすめの飲み物です。アイランはもともとトルコの飲み物ですが、中東地域や中央アジアの各国に広まり、ウルムチでも飲まれるようになりました。好みにより、きゅうりの汁を入れたり、黒コショウで味付けしたりして飲む人も存在します。

ウルムチの海外旅行情報と格安航空券情報

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