まるでおとぎの国の住人!?かわいすぎるフランスの民族衣装
アルザス地方の民族衣装は特徴的で、リボンのような黒い帽子、赤いスカートに黒いエプロンという、女子の憧れが詰まったようなスタイルです。普段着として用いられることはなくなったものの、ワイン祭りやぶどう収穫祭では人々が民族衣装を楽しむ風景を見ることができるでしょう。
フランス北東部、ドイツとの国境沿いに位置するアルザス地方では、かわいいデザインの民族衣装が受け継がれています。ここでは、そんなアルザス地方の民族衣装について紹介します。
アルザス地方で受け継がれる民族衣装は、印象的なデザインで世界的に有名です。細かい特徴は性別によって異なりますが、男女ともに赤と黒のシックでかわいさ際立つデザインが特徴的。今ではイベントのときしか着用されないので、見ることのできる機会はだいぶ減ってきています。
男性用のスタイルは、黒い帽子と白いシャツに、赤いチョッキと黒いズボンをあわせます。
アルザス地方には「フランスの最も美しい村」にも認定されたことがある、エギスハイムがあります。ここでは8月最終週にワイン祭りが開催され、アルザス地方の民族衣装を見る絶好のチャンスとなるでしょう。
お祭りはワインにまつわるイベントのほかに、民族衣装のパレードも行われます。パレードのスタートは午後3時ごろ、絶好の撮影ポイントをおさえてください。
アルザスの祭りでは、アルザスワイン街道のオベルネで行われる、ぶどう収穫祭も外せません。10月第3土日開催のこのお祭りでは、ワイン造りに携わる人々が民族衣装を着て集まり、パレードや音楽隊が楽しい雰囲気を演出します。観光客には、新酒のワインやぶどうが振る舞われます。
アルザスでも民族衣装は普段着ではなくなったものの、イベント時には変わらず愛されています。おとぎの国のようなかわいらしいデザインは、地方を良く表す衣装として、今後も愛され続けていくでしょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01