インドネシア西部の街メダンは歴史と大自然の宝庫!
スマトラ島最大の都市メダンは、インドネシアで4番目の大きな都市。歴史的・文化的な史跡から、スケールの大きな湖や森林まで、メダンを中心にいっぱい満喫できるのがポイントです。王族の宮殿から湖や森林まで、スマトラ島を冒険するならメダンから出発するのがおすすめです。
メダン市街地の中心部にある1888年に建設されたマイムーン宮殿は、歴代のスルタンたちが住んでいた王族の住居。第2次世界大戦が終わるまでは、政府の庁舎としても使用されました。現在でも王族の末裔が居住し、宮殿の一部は一般公開されています。ヨーロッパやインドの要素も取り入れられた豪華な内装は、ため息の出る美しさです。
同じく市街地中心部にあるモスク、マスジッ・ラヤは1906年に建てられたイスラム寺院。内部はオランダ人建築家が設計したモロッコ風の装飾になっており、高い芸術性が見どころです。
上品なローカルデパートの『メダンサンプラザ』。
ショッピングモール式になっているのでメダンのお土産をまとめて買いたい方におすすめ。併設のスーパーでは、ばらまき土産から自分用のローカルフードまでまとめ買いを。疲れた時にひとやすみできるカフェや、映画館もあるのでちょっとした空き時間をつぶすにもおすすめ。
トバ湖は10万年以上前の火山噴火がつくりだした湖。面積は約1000平方キロメートル、最大水深は約500メートルと、東南アジアでも最大級の湖です。
トバ湖は標高が高いため、涼しく過ごしやすい気候です。船をひっくり返したような特徴的な家屋が並ぶこの地は、1970年代にはヒッピーも集まっていた歴史があり、今も欧米から観光客が多く訪れます。
手付かずの大自然に圧倒されるなら、グヌン・ヌセル国立公園です。ここはケリンチ・セブラ国立公園、ブキット・バリサン・セラタン国立公園とあわせて世界自然遺産に登録されており、絶滅危惧種のスマトラオランウータンの生息地としても有名です。
他にもスマトラ島固有のスマトラトラや、スマトラゾウ、スマトラサイなども生息しており、動物の種類は5000種を超えています。ジャングルツアーに参加すれば、オランウータンを見つけたり象に乗ったりすることもできます。時期によっては世界最大の花、ラフレシアを見ることもできるでしょう。
スマトラ島最大の都市メダンには、宮殿や多くの寺院が残されています。郊外に足を伸ばせば、雄大な湖や森林を体感できます。旅の起点にメダンを訪れてみませんか。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/05/01