実は見どころいっぱい!カンボジアの首都プノンペンを観光しよう
カンボジアの首都プノンペンは経済と政治の中心地。長く続いた内戦から復活した王都は、街のインフラも整い始め、旅行者向けの施設も急増中。活気のあふれるエリアとなりました。アンコール・ワットなど遺跡の印象の強いカンボジアですが、ここでは首都プノンペンを中心としたおすすめの観光スポットをご紹介します。
まず見ておきたいのが、王宮とシルバーパコダ。実際の王族が生活したり執務したりしている建物の一部が公開されているため、間近に暮らしぶりを感じることができます。午前11時から午後2時くらいまでは昼休みのため見学ができない可能性があり、王宮を訪れる際は計画を立てておきましょう。露出の多い格好は見学を断られるので、ノースリーブやショートパンツは避けてください。
王宮のすぐ南に隣接しているシルバーパゴダは、王室の仏教行事が行われてきた施設。外観はシルバーという感じはしませんが、内部には銀のタイルが敷き詰められているのが特徴。室内に祀られている黄金の宝冠仏はぜひ見ておきたいところ。まばゆい光をはなつ王冠には、なんと2086個ものダイヤモンドがちりばめられているのだとか!
キリングフィールドはポルポト派によって大量虐殺が行われた場所です。慰霊塔には亡くなられた方の頭蓋骨がおよそ9,000個安置されています。また、トゥルースレン博物館は、ポルポトが虐殺した知識人などが収容された場所が博物館になったものです。
どちらもカンボジアの負の歴史を物語るものですが、プノンペン旅行の際には訪れておきたい場所です。平和について改めて考えるきっかけを与えてくれることでしょう。
市内において最も歴史の古い寺院。「プノンペン」の名前の由来となったペン夫人という人物が建てたお寺だと伝えられており、現代においても信仰が絶えない由緒ある寺院です。天高くそびえるストゥーパ(仏塔)はこの寺のシンボルであり、プノンペンのランドマークのひとつ。
小さな寺院ですが内部は美しい壁画で覆われており、黄金の仏像が安置されています。
王宮の北側にある国立博物館。アンコール遺跡周辺の石像や、国宝級のお宝が多数展示されています。アンコール・ワットに行けなかった人や、より詳しく遺跡について学びたい人には特におすすめです。
フランスからの独立を記念して建てられた独立記念塔は高さが10メートルほどもあり、カンボジアを象徴するモニュメントです。11月9日のカンボジア独立記念日には、毎年ここで式典が行われてきました。アンコール・ワットの尖塔を想起させるようなデザインが特徴的です。
プノンペンの中にはカンボジアの歴史を体現する建物やモニュメントが多く、カンボジアについてより多くを知りたければ散策してみる価値は高いです。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/05/01