パースの空港をチェック。出入国の注意点と市内へのアクセス方法は?
西オーストラリアの玄関口であるパース空港は、市内から車で30分ほどのところにあります。パース空港を賢く利用するためにおさえておきたい、出入国の注意点や免税などのポイントをまとめました。市街地へのアクセス方法もご紹介します。
パース空港は、市内の中心部から東に約12kmのところにあります。
世界遺産のピナクルズやワイン生産地のスワンバレー、緑豊かな公園キングスパークなど、多彩な観光スポットが集まる西オーストラリア州の玄関口です。空港は広く、全部で4つのターミナルがあります。
オーストラリアのセキュリティは非常に厳重です。そのため、入国検査や税関などあらかじめチェックしておくと安心できるポイントがいくつかあります。
空港での時間を有効活用し、パース空港からの観光を存分に楽しめるように、いくつかのポイントをおさえておきましょう。
パース空港のターミナルは、全部で4つあります。4つのうち国際線ターミナルはT1(ターミナル1)です。
残るT2(ターミナル2)、T3(ターミナル3)、T4(ターミナル4)は、すべて国内線ターミナル。国際線と国内線のターミナル間はバスで移動することになります。
ターミナル間を移動する場合は、ゆとりを持ったスケジュールで行動しましょう。
パース空港では、オーストラリアの主要空港で導入されている自動入国システム「スマートゲート」を利用できます。16歳以上のeパスポート(IC旅券)保持者の人は、入国審査の時間が大幅短縮されるスマートゲートをぜひ利用しましょう。
ただし、スマートゲートでの入国だと入国スタンプをもらえません。入国スタンプが欲しい人は通常どおり、入国管理官がいる列に並んでスタンプをもらいましょう。
入国審査と手荷物の受け取りを終えたら、税関・検疫の検査に進みます。
何も申告しなくて良い場合は緑色の申告検査台へ、食料品や課税対象品がある場合は赤い申告検査台に向かいます。
赤い申告検査台に進む場合、時間帯によっては混雑が予想されるので迅速に税関に進みましょう。
オーストラリアでは、いくつかの条件を満たせば日本の消費税に相当する税金であるGST(Goods and Services Tax:物品/サービス税)を払い戻しできる制度があります。
GSTの払い戻しは、パース空港2階にあるTRS(Tourist Refund Scheme)カウンターでできます。手続きをする際には、領収書・購入商品・パスポート・搭乗券の4点が必要です。
全てのターミナルの手荷物検査前のエリアと手荷物検査後のエリアに、さまざまなレストランやカフェ、バーなどがあります。
また、国際線第1ターミナルの2階と3階には、品ぞろえ豊富な免税店があります。帰国前に早めに空港に向かい、ショッピングを楽しむのも良いですね。
パース空港内にホテルはありませんが、近隣にいくつか宿泊施設があります。国際線ターミナルのグランドフロアにある、ホテル予約センター直通の電話機から予約しましょう。
例えば、空港から4kmのところにあるホテル「コンフォート・イン・ベル・エア」には客室が100以上あり、空港ターミナルを結ぶ無料シャトルバスも運行しています。
フライトの発着時間や利用するターミナルを考慮して、ホテルを選ぶのもよいでしょう。
タクシーで市内に向かう場合、各ターミナルの到着ロビーを出たところにある乗り場に向かいましょう。所要時間は20~30分程度、料金の目安はA$40弱です。
パース市内5カ所を回る巡回バス「パース・エアポート・コネクト」はT3から発車します。料金はA$15、所要時間の目安は約30分です。
市バスを利用すると運賃はA$4.5とお手頃ですが、所要時間が40分~50分ほどかかります。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/03/16