フィリピン・パンパンガ州へ観光に行こう!見どころや治安情報をチェック
フィリピンのパンパンガ洲は、隠れた観光スポット。クラーク経済特別区を要するアンヘレスはアメリカ軍・日本軍の足跡が見られ、トレッキングが楽しいピナツボ火山、盛大なお祭りが開催されるサンフェルナンドなど、見どころがたくさん。マニラに行くならぜひ立ち寄ってみましょう。
パンパンガ州はルソン島の中部に位置します。マニラを中心としたメトロ・マニラ(マニラ首都圏)の存在が大きく、首都圏から一歩出るパンパンガはやや地味な印象もあるかもしれませんが、かつて米軍基地のあったアンヘレスには現在、特別経済区として再開発が進むクラークが栄えており、日本軍の足跡を垣間見ることができます。
また、アンヘレスの運命を変えたピナツボ火山、大きなお祭りが開催されることで有名な州都サンフェルナンドなど、意外な見どころを多く有します。
熱帯モンスーン気候で、1年を通して平均温度が26℃から27℃と温暖です。日本のような四季はなく、大きく分けて乾期(12月から5月)と雨期(6月から10月)があります。
マニラから足を伸ばす場合はバスが一般的、日本から直接向かう場合は乗り継ぎ便を利用して、クラーク空港に向かいます。
1991年に20世紀最大の噴火を起こし、アンヘレスからの米軍撤退の引き金となりました。現在は火山としての活動は落ち着いており、カルデラ湖や、火山特有の荒涼とした風景を眺めるトレッキングツアーが人気です。
クラークを中心としたパンパンガの歴史を紹介する博物館です。戦時中の日本とフィリピンの関係を垣間見ることができるでしょう。なお、このミュージアムの屋外には、当時使用されていた日本軍の対空用機関砲が展示されています。
公園内にフィリピン空軍が使用した航空機や軍用機が展示されており、ミリタリー好きにはたまらないでしょう。広々とした公園は現地の憩いの場となっており、空いた時間にピクニックや散策、読書など落ち着いた時間が過ごせるでしょう。
アンヘレスにあるバリバゴは、フィリピンで最大の歓楽街として有名です。ここに出向くことがあれば、ぜひメインストリートであるフィールズ通りに行ってみましょう。数十件と軒をつらねるゴーゴーバーやカジノなど、フィリピンの夜を体感できるでしょう。
フィエスタ(祭り)や宗教的行事で有名フィリピン。カステーリャを治めたフェルナンド3世の名前をいただくこの街では、キリスト教に由来する復活祭(イースター)が盛大に行われることで知られています。
また、12月にはフィリピン伝統のクリスマス飾り「パロル」の出来を競うコンテスト祭り「サンフェルナンド・ジャイアント・ランタン・フェスティバル」も。どちらも非常に盛り上がるお祭りです。せっかくパンパンガに行くなら、お祭りの時期に旅行の日程をあわせるのがよいでしょう。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/05/01