ソウルの世界遺産5選。歴史と文化に触れよう!
ソウル市内や近郊には、12カ所の世界遺産(文化遺産:11カ所、自然遺産:1カ所)があります。華やかな李氏朝鮮時代を今に伝える王宮に触れ、長い歴史と文化を肌で感じる時間を体験しましょう。
ソウルには、王宮や宗廟などが数多く残っています。市内やソウル近郊には世界遺産に登録された史跡も点在しており、ショッピングの合間でも、歴史や文化に触れることができます。
1405年に正宮である景福宮(キョンボックン)の離宮として建てられ、17世紀に再建された王宮です。
ほかの王宮と比べて保存状態が良好で、自然との調和もとれていることから、1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。豊かな自然そのままを残した庭園では、四季折々の美しい姿が見られます。
1995年にユネスコ世界文化遺産に登録された、朝鮮王朝歴代の王と王妃の位牌が祀られた霊廟です。儒教の思想に基づいて設計されており、朝鮮王朝の建築様式が集約された宮や堂などの建築物が敷地内に配置されています。
荘厳で神聖な空気にあふれており、ソウルのパワースポットとしても有名です。
ソウルから、車もしくは地下鉄で1時間ほどの場所にあるのが「水原華城」です。
全長5.7kmにも及ぶ長大な城郭に囲まれており、石とレンガを併用した西洋の建築技法が導入されています。1997年に、韓国で5番目のユネスコ世界文化遺産として登録されました。
ソウルの南東に位置する京畿道広州市にある山城です。古くからソウルを守る要塞として、何度も修復を重ねながら、その姿を今日まで伝えてきました。距離にして約11km、映画のロケ地になったこともあります。
京畿道の道立公園に指定されており、歴史的観光スポットとしてだけでなくハイキングコースとしても人々に親しまれています。2014年、韓国で11番目となるユネスコ世界文化遺産に登録されました。
ソウル近郊には、朝鮮王朝の歴代の王墓が、およそ40基存在しています。王陵は神聖な場所であるため極力余分な建造物を排除した結果、緑豊かな自然あふれる美しい景観が実現しました。その遺跡としての価値が評価され、2009年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
朝鮮王陵40基のなかでも「東九陵」は、王陵群としては最大規を誇ります。広大な丘陵地帯に9つの陵と27代の王や王妃の陵墓が点在しており、風水的パワースポットとしても人気があります。
朝鮮王陵40基のひとつ「懿陵」は、史跡204号にも指定されている歴史スポットです。朝鮮第20代王の景宗と景宗の継妃・宣懿王后が眠っています。
慶煕大学や韓国外国語大学の近くにあり、地下鉄の最寄り駅から徒歩約15分なので、比較的アクセスしやすい観光スポットです。
※本記事は2017年7月時点の情報です
更新日:2025/05/01