上海の屋台を満喫! 王道ご飯やB級グルメを楽しもう
上海には屋台が集まるストリートが充実しており、気軽に食べ歩きが楽しめます。餃子や小籠包など代表的な中華料理から地元B級グルメまで、地元の人と触れ合いながら、リーズナブルな価格でおなかいっぱい楽しみましょう。
上海の屋台では、「小吃(シャオチー)」と呼ばれるさまざまな料理に出会えます。小は「軽い」、吃は「食べる」という意味で、軽食やおやつなどを表します。餃子や小籠包、麺類や肉料理、炒飯など種類も豊富です。
基本的には、欲しいものを指さすだけで注文できます。5元や10元札などの小銭を準備しておくといいでしょう。テイクアウトしたり、店先のテーブルで出来たてをいただいたり、気軽においしい料理を堪能できるのが魅力です。
ザリガニ専門店や炭火焼きの屋台が立ち並ぶ、地下鉄8号線大世界駅からほど近い場所にある全長200メートルほどの路地です。
ザリガニの旬である7月上旬頃は、通り一体がザリガニ一色となることから「ザリガニストリート」とも呼ばれています。仕事帰りの地元民も足しげく通うエリアで、特に夜7時頃は多くの人でにぎわいます。
寿寧路の屋台は魚介類系が豊富で、ザリガニ以外でも上海ガニなど地元で親しまれる食材がそろいます。中にはヒトデなど珍しい食材を扱うところや、ローストダックのテイクアウトができる屋台など、上海のB級グルメが堪能できます。
上海を代表する観光ストリートといえば南京東路です。終日歩行者天国となっているエリアが半分以上を占め、世界中から多くの人々が集まるエリアです。小さな食堂から屋台まで、食べ歩きも楽しめる絶品グルメが集結しています。
南京東路からと交わる小さな路地にも、屋台が立ち並びます。五福弄という名称の路地で、気を取られていると通り過ぎてしまうような知る人ぞ知るローカルスポット。地元民が愛する小吃をいずれも格安で楽しめます。
雨の日には出ていない屋台が多いので、ご注意ください。
気軽に地下鉄で行ける水郷として人気のスポット七宝老街は、郊外の屋台街としても有名です。古い町並みの中、細い路地に土産屋や屋台がひっきりなしと並んでいます。
ちまきや豚足、餃子に鳩の丸焼きなど、定番物から珍しいB級グルメまでが多数売られています。
常に多くの観光客で大混雑するため、できるだけ身軽な格好で、小銭を準備して出かけましょう。
屋台では狭い路地にたくさんの人が詰めかけるため、スリには十分気をつけましょう。食べるのに夢中になって、気づかぬうちにかばんから貴重品がとられていたという事件も度々起きています。置引も多発しているため、荷物の管理は徹底しておきましょう。
また、食べ慣れない物を口にしておなかを壊すことも珍しくありません。生ものや海鮮類は避けた方が無難です。ザリガニなど初めて挑戦するという場合も、様子を見ながらいただきましょう。衛生面で不安な場合は、屋台の雰囲気だけを楽しんで、実際の食事はレストランでするのも一案です。
屋台めぐりは街の魅力を体感できる旅の楽しみのひとつですが、近年上海では屋台の取り締まりが厳しくなっており、減少傾向にあるのが実情です。とはいえ、屋台のお店には行列ができる人気店も多く、地元の人々と交流しながら屋台グルメを楽しみましょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01