アメリカでレンタカーを借りるなら。利用方法や注意点をチェック
広大な国土を持つアメリカを旅するなら、レンタカーを利用することも検討してみましょう。バスや飛行機を利用するのもよいですが、車ならとても便利。しかも渋滞のない広い一直線の道を車で爽快に走るなんて、なかなか日本では体験できません。アメリカでレンタカーを借りるときの利用方法や注意点をまとめてみました。
何も知識を得ずにレンタカーを借りるのは無謀です。損や失敗をしてドライブに出かけても、楽しさが半減してしまいますよね。不安なく安心して借りられるために、レンタカーを利用する際に必要なものや予約に関する知識はここで学んでおきましょう。
まずは日本で国外運転免許証(国際免許)の取得手続きを行いましょう。各地域の運転免許センターでは即日、警察署では2週間ほどで取ることができ、有効期限は発行から1年間です。料金は2,400円で、運転免許証、パスポート、証明写真が必要です。
国際免許は、ジュネーブ条約に基づいて発行されるため、基本的にはジュネーブ条約に加盟している国のみで有効です。実は日本の免許証だけでも車を借りることはできるとされています。
しかし、万が一アメリカで警察官に提示を求められたとき、日本の免許証だと伝わらない可能性もあるので、国際免許証は持っていた方が安心です。
車社会のアメリカなので、レンタカー会社は街中や空港付近に多く点在しています。旅行中、車での移動をメインにするのなら、空港近くの営業所がおすすめ。24時間営業している所が多く、飛行機の時間に合わせて利用するとよいでしょう。
市街地を行き来するだけでなく、ほかの交通機関も使いたいと考えているのなら、街中にある営業所を選ぶと車を返す時もスムーズです。
料金は車種やレンタル条件でさまざまですが、追加保険やオプションなどを考えて、料金の目安を知っておくとよいでしょう。保険はプランに備わる強制保険のほか、必ず付けておきたい追加自動車損害賠償保険(SLI)は1日約13ドルかかります。
25歳未満で借りる場合は、ヤングドライバーフィーが加算され、1人あたり20ドル~30ドルほどを支払わなければなりません。また乗り捨てを考えているなら、その追加料金も把握しておきましょう。
返却はレンタル会社の営業所に持っていけば、簡単に行うことができます。返却の際に日本のような細かい傷のチェックや、申告書などの手続きはありません。
ただし、ガソリンが満タンになっていないと、ある程度の額の追加料金を取られてしまいます。心配な人は、返却時のガソリン補給不要プランなどに入っておきましょう。
準備も整い、いざドライブへ。しかし、海外でのドライブは、日本と異なる文化や習慣もあるのでアクシデントがつきものです。特に海外でのドライブ初心者は要注意。実際に起こってもパニックにならないように、覚えておきましょう。
アメリカのガソリンスタンドはセルフがほとんど。日本のクレジットカードが使えない場合は、給油する前に店員さんに入れたい金額と給油機の番号を伝え、現金で支払います。
実際に金額分のガソリンが入らなかった場合は、またレジに戻り返金してもらうことが可能です。古い給油機だと、ノズルを使う前に、バンプと呼ばれるレバーを押してから給油するタイプもあるので注意しましょう。
多くのガソリンスタンドにコンビニが併設されており、トイレも利用することができます。日本よりも広く作られているので安心。高速道路ではサービスエリアのような場所はないため、基本的には要所でトイレに行くことが肝心です。
運転に疲れたときも、昼間ならコンビニの駐車場などで休憩することができます。夜は治安の状況があるため、近場の安く泊まれるモーテルで休憩をしましょう。
昼間であれば、普通の一般道なら問題ありませんが、夜になるとパトカーが停まり職務質問している風景が頻繁に見られます。特に人気のない道や街灯のない暗い田舎道などを運転することはおすすめできません。
目安として、街中の家の窓に鉄格子がついているエリアは、治安が悪いと判断した方がよいでしょう。
大手のレンタカー会社であれば、日本から予約できることも多いです。事前予約の割引や、車種や料金内訳の確認、日本円での先払い、なにより日本語で手続きが行えるのが安心ですね。
現地に着いて車のレンタルが完了したら、走り出す前に一度必ず車の状態をチェックするようにしましょう。もし車両不備があった場合はその場で車の交換を申し出るようにしましょう。
また、追加オプションなどをすすめられることもありますが、決まったプランを予約している場合は、きちんと不要であることを伝えるようにしましょう。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/05/02