ぜひ訪れたいガリシアの観光名所。この世の果てはスペインに!
ガリシアの名所は数多くありますが、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者には、カテドラルのミサは感動的であると人気があります。他にもガリシアには、世界遺産の塔や旧市街など、ゆったりと落ち着いて堪能したい名所がたくさんあります。
スペインの北西部に位置するガリシアは、聖ヤコブ信仰に基づくサンティアゴ巡礼の聖地として知られています。調べてみると他にも見どころが盛りだくさん、マドリードやバルセロナといった中心部とは異なる、まさに世界の果てとも言われるガリシアの観光名所についてご紹介します。
ガリシアを語る上で、サンティアゴ・デ・コンポステーラは欠かすことができません。世界遺産の都市は世界三大キリスト教の聖地であり、有名なサンティアゴ巡礼路の最終目的地です。
カテドラルで行われるミサは特に感動すると、巡礼者にとって人気があります。事務所で手続きを行った後に「巡礼者のミサ」に参加すると、国名と名前を読み上げてくれます。
フィニステレという言葉には、ラテン語で「世界の果て」や「地の果て」という意味。フィニステレ岬には0キロポストが建っており、巡礼最後の目的地として大西洋の大海原に臨んでいます。
ガリシアの長旅の締めくくりとしてフィニステレ岬を訪れる人は多く、近年の巡礼者たちは旅で使用してきた服や靴を、この地で燃やすようになったと言われています。
ヘラクレスの塔は、アルタブロ湾の西端にある巨大な石像と灯台からなる世界遺産です。灯台は55メートルの高さがあり、スペイン国内では2番目に高い灯台です。建設されてから1900年以上が経過し、世界一古い灯台とも言われていますが、現在でも現役の灯台として使われています。
巨大な石像は、ギリシャ神話の半神半人の英雄ヘラクレスを模していると言われています。ヘラクレスの塔からは、北大西洋を一望することができます。
ビーゴの旧市街は、大西洋を目指す船の要所として栄えた歴史から、古い港町らしい重厚で落ち着いた趣の街並み。一方丘の上のカストロ城跡へ上れば、ビーゴの旧市街や港を一望することができて、街並みや海岸の風景は絶景と言えます。
この辺りは年間を通して降雨が多いので、雨の日の楽しみ方を考えておくと良いでしょう。雨降りの日は、旧市街のバルで一休みしながら街を眺めるのもスペイン流です。港町ならではのシーフードももちろん絶品です。
ガリシアと聞くと、サンティアゴ・デ・コンポステーラを連想する人が多いのではないでしょうか。それ以外にも、世界遺産やグルメなど楽しさが満載です。スペインの他のエリアとはひと味違った雰囲気が楽しめるのも、ガリシアの良いところです。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/02