フランス旅行でおいしい朝食は?
フランスでは街中に数多くのパン屋さんが軒を連ねています。フランス人の食卓に欠かせないパンは、特に朝食ではクロワッサンやバゲット、ムイエットなどが定番メニュー。おいしいパン屋さんやカフェが見つかると、きっと忘れられない旅になるでしょう。
食事は旅の楽しみのひとつですが、特に朝食は1日を気持ち良くスタートさせるためにも大切です。フランスには早朝からオープンしているおいしいパン屋さんやカフェがたくさんあります。どこで何を食べようか迷う人のために、フランスの定番朝食メニューやおすすめのお店をご紹介します。
フランス語で「三日月」を意味するクロワッサン。たっぷりバターとサクサク食感で日本でも人気のメニューですね。フランスでは焼きたてのクロワッサンを、大きなボウルに入ったカフェオレに浸して食べるのが定番の朝食スタイルです。
小脇にバゲットを指してさっそうと街を歩くパリジャン。そのイメージどおり、バゲットは朝昼晩とフランス人の食卓に欠かせない主食です。朝食にはバゲットを縦に半分に切って、たっぷりのバターやジャムを乗せて食べる「タルティーヌ」が定番メニュー。チョコレートソースを塗って食べる「ヌテラ」も人気です。
お菓子系の甘い朝食を食べることが多いフランスでも、珍しく食事系のムイエット。細く切ってトーストしたパンを、半熟のゆで卵に浸して食べるのが定番ですが、ワンプレートにサラダなどと一緒に盛って食べるのもおすすめです。
「デュパン・エ・デジデ(Du Pain et Des Idees)」は、とにかく厳選した材料にこだわったパン屋さんです。フランスで注目のパン職人クリストフ・ヴァスール氏が腕を振るうこのお店は、オーガニックの小麦粉や新鮮な卵、良質なフランス産バター、旬の果物などを使用して、すべて手作業で焼き上げる徹底ぶり。
店内に並べられたパンはどれも小麦の風味を堪能できるもので、フランス人の大好きなヴィエノワズリー(バターをたっぷり使用した甘いパン)の種類も豊富です。朝は7時前からオープンしているので、焼きたてのパンを朝食に食べられるのもうれしいですね。
ルーブル美術館内の「カフェ・マルリー(Le Cafe Marly)」は、豪華で洗練された雰囲気の中で朝食を楽しめるカフェ。人気のテラス席はナポレオン広場や美術館のシンボル・ガラスのピラミッドに面していて、美術館を訪れる前にゆっくりと時間を過ごせると評判です。朝食にはバゲットやクロワッサンにエシレバターやコンフィチュールをつけるのがおすすめ、カフェオレとセットでいただきましょう。
紹介したお店以外にもおいしいパン屋さんが数多くあるフランスでは、自分好みのお店が見つかると旅が一層楽しくなるでしょう。街を散策しながら「ここだ!」と思うお店があったら、朝食メニューもしっかりチェックしてみませんか?
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/03