フランス旅行に便利な地下鉄!乗り方をマスターしよう
フランスでも地下鉄が発達しており、現在7都市で運行しています。どの都市でも全区間同一料金である以外、利用方法は日本の地下鉄とほぼ同じです。特に大都市パリの地下鉄網は市内中をカバーしているため、遠出をしたいときは非常に便利です。ただし治安はあまり良くないので、乗車の際には注意が必要です。
言葉が通じない国で公共交通機関を利用するのは「怖い」と感じる人もいるかもしれません。しかし、特に地下鉄は市民生活にも根付いているため、観光にも使い勝手が良いというメリットがあります。今回は、フランスの首都パリの地下鉄について解説していきます。
パリの地下にはたくさんの地下鉄路線網が張り巡らされています。路線は全部で14もあり、慣れないとかなり複雑に感じるでしょう。しかし、同時に街の隅々まで地下鉄で行けてしまうということなので、観光には大変便利です。
地下鉄の駅には自動改札機があり、そこに購入した切符を入れて乗車するのは日本と同じです。しかし降りるときには自動改札機はなく、切符を持ったまま回転扉から出て行くのは日本とは違います。
パリ市内を地下鉄で移動する場合、どの区間でも乗車料金が変わりません。地下鉄に1回乗るときにかかる運賃は1.9ユーロで、子供料金はなく4歳以上であれば同じ料金を支払います。なお、地下鉄に乗り入れている郊外の路線まで利用する場合、別の運賃が適用されるので注意が必要です。
お得な回数券やフリーパスも売られています。回数券はカルネと呼ばれ10枚つづりで、運賃は10歳以上の大人が14.5ユーロ、4歳以上の子供が7.25ユーロ。有効期限はないため、余ったカルネは次の旅行にとっておくか、これからパリを訪れる人にあげても良いでしょう。
フリーパスはモビリスやパリ・ヴィジットと呼ばれ、いくつかの種類が販売されており、中にはバスや路面電車、郊外へ向かう鉄道にも使えるパスまであります。1日券から5日券まであるので、パリでの滞在日数に合わせて購入すればお得ですね。
残念ながら、パリの地下鉄の治安は悪いです。特に観光客を狙ったスリが横行しており、荷物には常に気をくばる必要があります。車内で立っているとスリの被害に遭いやすいと言われるので、空いている席には座りましょう。ドアも日本のものとは違って勢いよく閉まり、挟まれるとけがをするので注意しましょう。
パリの地下鉄はどの区間も料金が均一で大変便利です。回数券やフリーパスでさらに交通費がお得になるため、パリを訪れた際はぜひ地下鉄を活用してみましょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01