世界を代表するワイン産地・フランスのボルドーを観光しよう
古い時代からワインの交易で繁栄してきたフランスのボルドーは、当時より築かれた豪華で美しい街並みが残っている歴史ある街です。世界遺産にも登録される歴史地区を散策したり、郊外に広がるぶどう畑やワイナリーを見学したりと、さまざまな過ごし方で滞在を楽しめるでしょう。
フランス西部に位置する、ワインでも有名なボルドー。しかし、ワイン好きでなくてもその名を聞いたことがあるでしょう。ボルドーにはワイナリー巡りを目的に訪れる人が多いようですが、実はボルドーの街自体が世界遺産に登録されている美しい場所です。歴史あるボルドーの魅了を紹介していきます。
ボルドーの起源は紀元前300年頃につくられた街だったと伝えられています。長い期間諸外国の侵略を受け続けますが、当時からワインの生産が盛んだったために、ワインの交易や食料の集計貿易港として常に繁栄し続けます。
大西洋岸に位置するボルドーは、年間を通じて穏やかな気候です。夏は25度から30度、冬は10度前後と、東京の気温とそう変わりなく過ごせるでしょう。また比較的治安の良い都市としても知られていますが、女性は一人で夜の街を歩かないなど、一般的な注意点には気を留める方が良いでしょう。
美しく湾曲したガロンヌ川に沿って繁栄したことから、ボルドーは「月の港」と呼ばれ親しまれてきました。ワイン貿易で栄え、歴史的な建造物が数多く残っていたことから、かつては「プチ・パリ」と称されていたボルドー。街に残る歴史地区が世界遺産に登録されている貴重な場所です。
ボルドーから車で約1時間、アルカション湾を一望できる「ピラ砂丘」。南北に約3キロ、東西に約500メートルもの広さの砂丘です。その高さは100メートル以上と、ヨーロッパでは最大規模を誇ります。
海の青から砂丘の白へと続き、その背後に広がる緑へと移り変わるコントラストが美しい観光スポットです。夏はわざわざ砂丘を越えて、その先のビーチで海水浴をする人たちでにぎわいます。
ボルドーの歴史地区に位置する「ホテル デ ターニー」は、ボルドー観光にとても便利なホテルです。観光案内所から近く、サンタンドレ大聖堂などの歴史的建造物までも徒歩数分という立地の良さ。18世紀に建てられた重厚な造りの外観と、モダンでシックな内装に心を奪われるでしょう。
ボルドーは世界的に有名なワイン産地。ボルドーでつくられるワインは、主にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどを中心とした赤ワインです。大きな特徴は複数のぶどうをブレンドしてつくることと、熟成を進ませて楽しむものが多いこと。ワイン好きの人へのお土産にそれば間違いなく喜ばれるでしょう。
ボルドーと言えばワインが有名ですが、街自体が世界遺産に登録されているボルドーには他にも見どころが満載です。見どころ盛りだくさんの旧市街など、街をただ散策するだけでも遠い昔にタイムスリップしたような趣のある場所なのです。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/05/02