【フランス・ランス】世界遺産に出会える街! その楽しみ方とは?
フランスのランスは街中に世界遺産を持つ、歴史ある場所です。他にも美術館やサッカースタジアムなど見どころも満載で、パリからのアクセスもTGVで約45分と良好。シャンパンの名産地としても有名で、おいしいシャンパンを手頃な価格で堪能できます。
シャンパンの名産地シャンパーニュ地方。主要都市ランスは、フランスの歴史上重要な役割を果たしてきました。今もかつての歴史を感じられる街には世界遺産の建造物や、名画を鑑賞できる美術館など、観光客を引きつける魅力が満載です。ここでは、ランスでぜひとも訪れたい観光スポットやおすすめのお店などを紹介します。
パリの北東にあるランスは、かつて歴代のフランス国王が戴冠式を行った街として知られ、歴史ある街には世界遺産に登録された建物がいくつも残っています。
日本人画家の藤田嗣治がフレスコ画を描いた礼拝堂も残されおり、また世界的に有名なシャンパンの生産地として、郊外には広大なブドウ畑が広がっています。
なおランスへのアクセスは、パリ東駅から高速列車TGVで約45分です。
世界遺産に登録されている「ノートルダム大聖堂」は、フランス歴代の王の戴冠式が行われた場所です。この大聖堂はゴシック建築の女王とうたわれ、特徴的な尖塔や左右対称の造形美で見るものを圧倒します。
外壁に施された数多くの彫刻ばかりでなく、聖堂内部へ入ってもシャガール作のステンドグラスなど見どころが満載です。
[2019年4月17日 追記]2019年4月16日に発生した火災の影響でノートルダム大聖堂の屋根と尖塔が崩落しました。仏大統領いわく「5年で修復を目指す」とのこと。
こちらも世界遺産の「サンレミ旧大修道院」は、もともとは聖レミ(レミギウス)が埋葬された聖堂。バシリカ式の教会堂は、特権を付与されたものにしか用いられませんでした。
現在は博物館を併設しており、見事なステンドグラスや独特な列柱などと合わせて見どころとなっています。
1913年に開館したランス美術館は、もともとシャンパン製造会社であるポメリー社の経営者アンリ・ヴァニエ氏の個人コレクションを中心に収蔵しています。コレクションは19世紀のフランス美術を中心ですが、中にはモネやルノワールなどの印象派の作品も見つけられます。ゆっくりと芸術鑑賞できるおすすめの場所です。
ランスの名門ホテル「シャトー・レ・クレイエール」に隣接する「ル・ジャルダン・レ・クレイエール」は、地元の人も通う人気のブラッスリー。緑に囲まれた敷地に、ガラス張りのテラスやオープンキッチンが迎えてくれます。
料理は伝統的なフランス料理を中心に、ランス名産のシャンパンも豊富な品ぞろえを誇るおすすめのお店です。
ランスには世界的にも有名なシャンパンの醸造所であるシャンパンメゾンが数社あり、各メゾンで見学ツアーに参加するとシャンパンを試飲できます。シャンパンの本場ランスを訪れたら、こんな体験もすてきですね。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/05/01