イギリスのお菓子を買おう!バリエーションも豊富ですよ
イギリスには素朴で温かみのある焼き菓子が豊富にあり、イギリスの伝統的なショートブレッドやメイズオブオナー、ヴィクトリアサンドイッチケーキなどはお土産に人気です。スーパーで手軽に購入できるティーケーキやファッジ、ジャファケーキなども試してみましょう。
イギリスのお菓子と言えば、素朴で温かみのある焼き菓子を連想するのではないでしょうか。アフタヌーンティーの習慣があるイギリスでは、ティータイムに好んで食べられるお菓子がたくさんあります。伝統的なものからスーパーで手軽に手に入るスナック感覚のものまで、イギリスで人気のお菓子を紹介します。
ショートブレッドは実に約200年もの間、世界中で愛されてきたお菓子です。その老舗と言えば、1830年創業のキャンベル社。伝統的な製法でつくられるショートブレッドは豊かにバターが香り、サクサクの歯ごたえがたまりません。
イギリスでは大変ポピュラーなマーマイト。ビールを醸造する際にできる酵母からつくられます。見た目は茶色のとろとろとしたペースト状ですが、独特のにおいと味には好みがはっきりと分かれるかもしれませんね。とても栄養価が高いことから、健康食品としても人気があります。
その由来はヘンリー8世の時代にまでさかのぼると言われるお菓子、メイズオブオナー。一説によれば、王のメイドオブオナー(お付きの女性)たちがつくったお菓子を、王がいたく気に入ったためにこの名が付けられたと言われています。ホロホロのパイ生地に濃厚なカスタードがたっぷり詰まったお菓子で、イギリスでも大変人気があるお菓子です。
ヴィクトリアサンドイッチケーキは、女王の名前が付いたイギリスのティータイムには欠かせないケーキです。同量のバター・卵・砂糖・小麦粉でつくったずっしり食感のスポンジの間に、ラズベリーやアプリコット、イチゴなどのジャムを挟むのが定番です。
イギリスには夕食後に、お菓子やお酒を楽しむアフターエイトの習慣があります。アフターエイトの名を付けられたこちらのお菓子は、薄いダークチョコレートでミントクリームを包んだ上品な大人仕様です。
イギリスのスーパーで見かけるティーケーキは、小さいドーム状のお菓子。サクサクビスケットの上に柔らかいマシュマロをのせて、カリカリのチョコレートでコーティングした庶民的なおやつです。赤と黄色のパッケージのタンノック社のティーケーキが特に有名です。
砂糖・牛乳・バターからつくられるファッジは、一般的なイギリス市民のティータイムの必需品です。見た目はキャラメルのようですが、しっとりしたファッジを口の中に入れると、すぐにほろっと崩れてしまいます。その濃厚な味はまた食べたいと思わせてくれるでしょう。
イギリス人に人気のジャファケーキは、ビスケットとスポンジケーキの中間くらいの生地の上に、オレンジ風味のゼリーをのせてチョコレートでコーティングしたお菓子です。ジャファとは、イスラエルの町の名を持つ品種のジャファオレンジに由来すると言われています。さっぱりとしたかんきつ風味と甘いチョコレートとの相性が人気です。
アフタヌーンティーにはサンドイッチやスコーンのような軽食から、今回取り上げたようなお菓子までいろいろなメニューを楽しめます。種類があまりにも多すぎて迷ってしまいそうですが、知っていれば選ぶ楽しみが増すこと間違いなしですね。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01