イギリスのチップ事情は?払い方や相場まとめ
イギリスでは、チップを支払う場面があります。サービス料が含まれていれば渡す必要はありませんが、渡す場合は料金の10%から15%程度、おつりをそのまま渡してもOKです。日本人にはなじみがない文化ですが、気持ち良く渡して感謝の意思を表すことで、旅もよりいっそう楽しいものになります。
海外旅行の楽しみと言えば、日本とは異なる文化に出会うことですね。しかし、なかには戸惑ってしまう文化があるのも事実です。そのうちのひとつがチップです。イギリスにおけるチップの支払い方法や、相場はどうなっているのでしょうか?
イギリスのレストランでは、支払時にサービス料が含まれていることが多くあります。このような場合、チップを支払う必要はありません。
ウエーターが席で注文をとるようなレストランで、支払時にサービス料が含まれていない場合は、チップを渡しましょう。最も簡単な方法は、飲食代とは別にチップを現金でテーブルに置いておくことです。カード払いの場合は、自分で伝票にチップの金額を書く、またはカードリーダーに金額を入力する方法で支払います。
ホテルでもほとんどの場合はサービス料が含まれており、荷物を運んでくれるポーターやルームサービスを頼んだときに、直接渡すだけでOKです。いわゆる「枕銭」に関してはほとんど受け取ってもらえないので、置いていく必要はありません。
イギリスのタクシーは基本的に現金払いです。そのため、チップも現金で支払います。チップ込みで料金を支払って、「おつりはいらない」と言ったほうがスマートです。
レストランのチップは10%から15%程度が相場です。少し高級なレストランに行くときや、良いサービスを受けたと感じた場合などは、多めにして渡しても良いでしょう。
ポーターやルームサービスで来てくれた人に、1ポンド程度のチップを渡すのが基本です。
相場は請求金額の10%から15%程度。請求金額からキリのいい単位までお金を切り上げて渡し「おつりはいらない」と言う方法もあります。
レストランなどの飲食店でもウエーターがいないお店や、カウンター越しに注文するお店、ファストフード店やパブなどではチップは不要です。ただしパブでは、おつりをチップとして渡しても良いでしょう。
チップの支払いは法律で決まっているものではありません。そのためサービスが不満であった場合はレストランやホテルであっても、支払わなくてもマナー違反にはなりません。請求書にチップが含まれていても、こちらが依頼すれば外してくれます。
日本ではチップの習慣がないので、始めてイギリスへ行く人は戸惑うかもしれません。しかしチップは、相手に感謝を表すひとつの方法であり、気持ち良く渡すことで旅もますます楽しくなります。初めは少し恥ずかしいかもしれませんが、勇気を出して渡してみましょう。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01