イギリスへ行くならウェールズに!旅を満喫する観光情報
イギリスの中でも治安が良好なウェールズ。独特のウェールズ語や、素朴な家庭料理や名物のお菓子にも独自の文化があるエリアです。ウェールズの観光スポットではブレナヴォン、カーナーヴォン城、コンウィ城、ボドナント・ガーデンなどがあります。
ケルトの子孫が文化を継承するウェールズは、英語以外にウェールズ語も公用語として使われるなど、イギリスの中でも独特の個性を放つ地です。北部は山が多く変化に富んだ地形で、美しい自然の中に世界遺産も散らばります。明るい南部の街は治安が良く滞在にも最適と、それぞれが異なる表情を見せてくれます。
メキシコ湾流により全般的に温暖なイギリス。ウェールズも同様に暖かいのですが、降水量はやや多めの地域です。イギリスの中でも比較的治安の良好な地域のため、滞在先に選んでもいいでしょう。ウェールズの首都カーディフまでは、鉄道ならロンドンから約2時間、バスでは約3時間で到着します。
素朴なものが多いウェールズの食文化。ウェルシュ・レアビットは、伝統のチーズソースをのせて焼いたパンのことです。各家庭で日常的につくられる家庭料理ですが、しっかりした味わいだからレストランで頼んでも満足のひと品です。
ウェールズのティータイムに欠かせないウェルシュケーキ。お菓子屋さんやパン屋さんでも売っているおなじみのケーキは、外側はサクサクかためですが中はふんわりとしています。ドライフルーツが入っているものもあります。もちろん朝食にもどうぞ。
ウェールズ版ベーコンポテトがジャケットポテトです。皮付きのまま調理していて、皮の部分を「ジャケット」と表現したひと品です。パブではビールの最高の相棒です。
ウェールズ南部にあるケアフィリが発祥の、かためで白いチーズ。実はヨーロッパでは一般的なチーズです。他にもエイコーンチーズなど、ウェールズはチーズの名産地でもあるのです。
ウェールズ南東部のブレナヴォンはかつて鉱業で栄えた街。鉄鉱石と石炭という産業革命を支えたふたつの資源を産出し、19世紀にその絶頂を迎えます。イギリスでの鉱業の衰退により1980年には閉山しましたが、坑道周辺を博物館として整備し、その後世界遺産として登録されました。
50年近い年月と多額の資金を投入して造られた、エドワード1世が手掛けた最大の城です。要塞としての機能はもちろん、タワーからの眺めなど居住性も高いと言われ、ジブリ映画のモデルにもなったと言われる名城です。コンウィ城などとあわせて4つの城で「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として世界遺産に登録されています。
世界遺産でもある、イギリスの城塞の中で最も保存状態が良いと言われる難攻不落の堅牢な城です。コンウィの街のシンボルとなっている城には、2階には王の間や謁見の間、礼拝堂があり1階には騎士の間の跡が残されています。
ウェールズでも屈指の美しさを誇る庭園のボドナント・ガーデン。広い園内では見事な英国庭園を楽しめます。事業によって財を成した一族がこの庭園をつくり上げ、今ではナショナルトラストが管理をしています。
イギリスの中でも特徴的な景観を持つウェールズ。世界遺産のブレナヴォンやカーナーヴォン城をはじめ、歴史のある史跡も各地に点在しています。治安も良く自然も美しいので、観光にも最適のエリアです。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01