インドネシアの治安は良い?犯罪に遭わないように気をつけること
世界的にみると、日本は圧倒的に治安が良く、日本人は危機回避能力が低いと思われがち。そのため海外では、犯罪のターゲットとされてしまいます。インドネシアも例外ではありません。犯罪に遭わないようにするために、あらかじめ注意するべきことを知っておきましょう。
気になるインドネシアの治安ですが、スリや置引などの軽犯罪は、残念ながら珍しいことではありません。
スリに遭う場所は観光地に限りません。例えばアンコット(乗り合いのミニバス)でスリに遭うケースもみられます。乗客の全員がスリの一味で、一人の乗客が「気持ち悪い、吐きそう」というのに気を取られて、別の乗客にお金を盗まれてしまった、という事件も起きています。
バッグは常に目の届くところに置く、公共の乗り物にはなるべく一人で乗らないなど、スリに遭わないよう注意することも必要です。
バイク社会のインドネシアでは、後ろからバイクに乗ったまま近づいてきて、そのままバッグをひったくろうとする事件も起きています。
このような被害に遭わないためには、バッグは道路の反対側方向に持つように気をつけてましょう。もしひったくりのライダーに遭遇してしまったら、ケガをする前にバッグは放すようにしましょう。
インドネシアでもうひとつ注意したい犯罪が「痴漢」です。イスラム教徒が多いインドネシアは、一般的に女性はスカートや短パンのように肌を露出させた服を着ません。そのためあまり開放的なファッションで出歩くと、性犯罪に遭いやすくなってしまいます。過度な露出を避け、また夜には一人で出掛けないようにしましょう。
特にバリ島の観光地クタやレギャン、サヌールでは、開放的になりすぎた日本人女性が痴漢の被害に遭うことが多いと言われます。十分に注意しましょう。
スリは両手がふさがっている人をターゲットとしがちです。荷物はなるべくひとつにまとめるようにしましょう。派手な服装や持ちきれない荷物など、いかにも観光客と思われる格好もしないほうが良いでしょう。
最近は複数犯による犯行も増えているので、街で「写真を撮ってください」などと言って声をかけられた場合にも、用心する必要があるでしょう。
一般的に日本人は、お金持ちというイメージを持たれがちです。そのうえ観光客の多い地域では、日本人相手ならスリも成功しやすいと思われているようです。
海外旅行に行く際には、バッグを常に目に届く場所に置いたり、いかにも観光客という格好を避けたりするようにしてください。海外旅行を楽しい気分のまま帰ってくるのは、自分自身の防犯意識次第です。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/05/01