市民の憩いの場。カンボジアの独立記念塔から続くフンセン公園
カンボジアの観光というとアンコールワットのあるシェムリアップが有名ですが、首都プノンペンにも見どころがたくさんあります。そのひとつが「フンセン公園」。市民の憩いの場であるフンセン公園の魅力をご紹介します。
カンボジアのフン・セン首相にちなんで名付けられた「フンセン公園」は、地元の人たちが集う憩いの場です。周囲は高級住宅街に囲まれている閑静なエリアなので、ゆっくりと散策をするのにもってこいの場所です。
フンセン公園から続く場所には、1953年のフランスからの完全独立を記念して建てられた独立記念塔がそびえています。毎年11月9日には戦死者を弔う盛大なセレモニーが開催されるランドマークです。また公園内にはカンボジアのシアヌーク前国王の像も建っているので、カンボジアの歴史を感じることができますよ。
プノンペンは年間を通して気温が高いため、地元の人たちは早朝や夕方の涼しい時間帯に外へ出て活動しています。フンセン公園でも朝早くからジョギングや体操、バドミントンなどで体を動かす人たちが多く見られます。
公園にはウォーキングができる道が整備されているので、早起きした朝に早朝散歩をしてみるのはいかが?
フンセン公園から徒歩15分ほどの場所には、黄金色に輝くカンボジア王宮が建っています。59メートルもの高さを誇る尖塔は見るものを圧倒し、きれいに手入れされた庭園も必見です。
また王宮の南側にはノロドム王の時代に建立された寺院「シルバーパゴダ」があります。寺院の中央には珍しいエメラルド仏が鎮座しており、こちらもおすすめです。
旅に出ると観光地巡りが主な目的ですが、たまには公園でのんびり地元の人たちの気分を味わうのもおすすめです。公園には飲食店の屋台が出るので、ランチやおやつを購入して芝生に寝転んだり、散歩をしたりして過ごしてみてはいかがですか?
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/05/02