メルボルンで博物館巡り。おすすめのスポット9つと見どころ
メルボルンはアートの街としても知られ、建物そのものが特徴的な博物館や、展示のテーマがユニークなものなど、街中にさまざまな芸術作品が点在します。入場無料のスポットや広々とした庭園がある博物館もあるので、散歩やドライブがてら行ってみるのもいいでしょう。併設のカフェやショップも上手に利用して、充実したアート体験を楽しみましょう。
世界遺産のカールトン公園内にあり、その規模は南半球最大。館内は、8つのギャラリーとバンジラカ・アボリジニ文化センター、IMAXシアター等に分かれています。
ビクトリア州内の動植物や化石、歴史、先住民アボリジニの文化などについて学習できる「ディスカバリーセンター」も利用可。子連れなら、展示品に触って遊べるチルドレンズギャラリーがおすすめです。
1850年代に建てられたビクトリア州に現存する最古の監獄です。現在は、その一部を博物館として一般公開しており、監獄の暮らしぶりや収容された有名な犯罪者にまつわる逸話を知ることができます。
拷問道具や絞首台、死刑囚のデスマスクなど、背筋がゾッとしそうな展示物も。ロウソクの明かりで巡る夜間のガイドツアーも実施しているので、勇気のある人は参加してみてはいかがでしょうか。
通称ACCA。コレクションを持たず、世界各地から美術品を借りるクンストハレ形式で運営する美術館です。
展示内容は定期的に入れ替えられ、国内外の新進気鋭のアーティスト作品を主に展示しています。メルボルンを拠点に活躍するウッド・マーシュ氏によってデザインされた外観もお見逃しなく。ユニークな建物そのものが芸術作品であると評されています。
近代オーストラリアにおける移民の歴史を展示した博物館。館内は6つの常設展示に分かれており、模型による移民船内部の様子や移民によってもたらされた異文化などが学べます。
壁にびっしりと刻まれた7,000人以上の名前は、オーストラリアの海岸までの旅を成し遂げた移民にささげられたもの。開拓者たちがメルボルンに与えた影響力の大きさを感じます。
かつてイースタンヒル消防署として使用されていた古い建物を利用して、1979年から運営されている博物館。
10,000点を超える国内外の消防関連コレクションが展示され、19世紀初めの馬車のポンプ車や1911年製のフランスの消防車など時代ごとの消防車も見ることができます。
実際に使われていた通信指令室や署長の部屋も残されていて、見張り塔は保存建築に指定されています。防火服、防火マスク、酸素マスクなどのコレクションも見ごたえがあります。
身近なことを通して科学に触れ、体験して、興味を持とうという趣旨の場所。数学関係、天体関係、物理関係と分野はいろいろあり、大人も子どもも一緒になって楽しみながら学ぶことができます。
建物の外には芝生が広がっていて、大きな日時計などの展示や子ども向けのプレイエリアもあるのはうれしいポイント。時期によって変わる各年齢にあった教育プログラムも人気です。
オーストラリア空軍の基地内にある博物館。まずは、入り口ゲートで写真付きIDを提示して、入場パスを支給してもらいましょう。館内には、第1・2次世界大戦の資料やジェット機、プロペラ機などの展示があります。
博物館のほかにも3つの建物があり、たくさんの飛行機や復元作業の様子などを見ることができます。コーヒーショップやミュージアムもあります。
戦没者を祀る慰霊塔で、メルボルンのシンボル的スポット。内部は、関連する資料や品々を展示したギャラリーになっています。古代ギリシア風の建築となっていて、一歩足を踏み入れると、神聖な空気が漂います。
館内の床面に設置された石碑は、終戦の日時に光が差すよう設計されていますが、現在では、毎日 30 分ごとに光の投影による追悼式が行われ、訪問者が参加できるようその様子が再現されています。
通称ACMI。世界の映画やテレビ、デジタルメディアなどの映像文化とその世界について、楽しみながら学べます。
世界最大かつ最新鋭のスクリーンで質の高い映画を上映したり、映像文化に関するトークショーを行ったりと、興味深いイベントも多数開催しています。
映像ファンなら見逃せないグッズをそろえるショップや、フェデレーションスクエアを望むカフェレストランにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
クラシックな建造物が立ち並び、ヨーロッパの都市のような雰囲気が漂うメルボルンですが、街の随所で見られるウォールアートや路上アーティストの存在も目をひきます。
オーストラリアの文化や歴史を学べる場所から、アミューズメント感覚で楽しめる最先端のアートスポットまで、大人も子どもも一緒に楽しめる博物館が多いのがメルボルンの魅力。滞在中、時間をとってメルボルンのアート巡りを楽しむのもいいですね。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/05/01