航空機も格安時代? マレーシア旅行にはLCCがお得
徹底したコストカットにより、通常より安価な運賃を保っているローコストキャリア(LCC)。マレーシアのエアアジアをはじめ、キャリアも利用者数も増加中です。安さが最大の魅力ですが、デメリットは? 安全性は?と、不安に思う人も多いはず。LCCを理解し、賢く使いこなしてください。
格安航空会社(LCC)の最大の魅力は、航空運賃が非常に安いということです。マレーシアの場合、羽田からクアラルンプールまでの航空料金は、最安で片道2万円未満から購入することができます。また、深夜出発する航空便もありますので、金曜日の夜に出発して土日でマレーシアの観光を楽しむことも不可能ではありません。
ただ、注意をしておく点としては、予約変更やキャンセルでの返金ができませんので、しっかりと予定を組んだうえで旅行の計画を立てましょう。また、出発時間の遅延を想定し、移動をする際には常に時間に余裕を持った行動を心がけるようにしましょう。
格安航空会社はさまざまなコストカットを行うことで、通常の航空会社よりも安価でのサービス提供を実現しています。LCCとレガシーキャリアとのサービスの違いを理解して、納得のいくマレーシアへの空の旅を楽しみましょう。
今回は機内サービスを例に、通常の航空会社との違いをいくつかご紹介します。
まず、預入手荷物については、事前にあることが分かっている場合、インターネットで予約しておきます。当日預けになると割高になってしまいますので注意しましょう。また、機内持ち込みできる容量も制限されているため、事前にしっかり確認しておきましょう。
次に、機内に搭乗した後の食事については、機内販売での購入となります。機内販売で購入する際はクレジットカードもしくは、紙幣を準備しておく必要があります。硬貨では購入することができませんので注意が必要です。
また、ブランケット等も機内販売での有料となりますので、事前に1枚多めに羽織ものを機内に持ち込んでおくと安心です。
マレーシアを代表する格安航空会社(LCC)がエアアジアです。近年利用者数が増加しており、マレーシア観光で利用する機会も多いと思います。
エアアジアは1993年にマレーシア政府系の重工業会社であるDRB-ハイコムの傘下企業が設立しましたが、業績が振るわなく経営不振に陥ってしまいました。そんなエアアジアを今のチェーンエアが1マレーシアリンギット(0.25米ドル)で購入したことで、転機が訪れました。
当時マレーシア国内では独占状態となっていたマレーシア航空に喰らいつき、2003年には黒字経営に転換しました。アメリカで発生した同時多発テロや、リーマンショックの荒波を乗り越えて、現在の地位を確立しました。現在では、主力機材をボーイング737-300から、エアバスA320に切り替え、さらにオーストラリアのLCCであるジェットスター航空と提携をして、必要資材を共同購入してさらにサービスを向上させています。