マレーシアのチップ制度を知ろう。相場や渡し方は?
マレーシアには日本と同じように、チップの習慣はありません。そのかわり何かをしてもらったときや、感謝の気持ちを表したいときに少額のチップを渡しましょう。チップを渡すときは、さりげなく渡すと良いでしょう。
日本にはチップを渡すという習慣はないため、旅行先のチップ事情が気になる方も多いかもしれません。マレーシアは歴史が古く、文化も多種多様ですがチップを渡す習慣はあるのでしょうか。
マレーシアは日本と同じように、基本的にチップの習慣はありません。飲食店やホテル、タクシーなどを利用した場合でも必要ありません。
ただし、ホテルや一流レストランなどの料金表に「++」という表示がある場合は、精算時に6%の税金と10%のサービス料が加算されます。この表示がない場合は日本でいう「税サ込」の意味になります。
屋台や個人経営の食堂などは、基本的に税金は徴収されません。世界中に展開している大手飲食店では、税金が加算されることが多くあります。
日本でも、旅館やホテルに宿泊するときにお世話になりますという気持ちを込めて「心付け」を渡す方がいらっしゃいます。心付けはチップのように義務ではなく、感謝の気持ちとして渡すものです。
マレーシアにはチップの習慣はありませんが、心付けとして、何かサービスを受けたときに渡すと喜ばれます。例えば、チェックインのときにポーターに荷物を重い荷物を運んでもらったときや、細かなオーダーに応えてくれたガイドさんなど。気持ちで十分なので1〜5マレーシア・リンギットほどで良いでしょう。ほかにも現地でサロンやマッサージに行ったときや、タクシーの運転手さんに感謝の気持ちを渡すこともあります。
ホテルのポーターに荷物を部屋まで運んでもらったときは、部屋から帰るときに渡します。
ベッドメイキングの人には、枕もとに1マレーシア・リンギットほど挟んでおくという渡し方もあります。
タクシーや飲食店では紙幣で支払い、おつりの小銭をそのまま置いてくるということもできます。あからさまに渡すよりは、さりげなく渡した方がもらう側も余計な気を使いません。
マレーシアのチップは義務ではなく、あくまでも気持ちです。日本でも宿泊先の従業員に心付けを渡したり、タクシーのおつりを置いてきたりというケースがありますが、特に支払わないほうが一般的ですね。マレーシアでも同じように、感謝の気持ちを表したい場合にはチップを渡しましょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/02