フィリピン旅行で教育都市イロイロを観光!見どころ・気候・治安をチェック
パナイ島にあるイロイロは、ビサヤ地方の中でも近代化が進む都市に数えられます。英語教育の水準の高さはよく知られていて、世界中から学生や留学者が集まる教育都市と名をはせるようになりました。治安もよく、のどか風景の中にはビーチリゾート、さらに世界遺産や博物館に加え夜遊びスポットも多数、旅行にも最適なのです。
かつてアメリカの支配下にあったフィリピンは、英語が公用語です。独立してからも母国語と共に英語教育を政策に取り入れてきました。現在、イロイロには30を越える大学があり、ビサヤ諸島の中でも近代化が進んでいます。
また昔ながらの美しいビーチに加え、ショッピングモールに博物館、世界遺産に登録されている教会に旧市街、そして若者が集うディスコやバーなど、リゾートを楽しむにも申し分ないエリアといえるでしょう。
日本からは直行便が出ていないため、マニラを経由して国内便を使います。成田空港や羽田空港、関西国際空港といった日本の主要空港からマニラ(ニノイ・アキノ空港)行きの直行便で4〜5時間、マニラからは国内定期便を使って1時間20分ほどでイロイロ(イロイロ国際空港)に到着します。
イロイロは他の都市同様乾季と雨季の二シーズンに分かれます。といってもサバナ気候に属することから、フィリピン国内でも気温が高め。年間の平均最高気温は30度前後、特に暑いと言われる乾季終盤(4月頃)には、最高で33度を超えることもあります。
教育都市であるイロイロは、学生が多いこともあり、比較的治安の良い場所として知られています。フィリピンの観光情報メディア「ツーリストスポットファインダー」では、「2015年、フィリピンでもっとも暮らしやすい都市」のナンバーワンに選ばれ、街の人々がフィリピン一親切ということから「愛の都市」とネーミングも。街歩きは日本並みに安全で夜も出歩けるとのことですが、そうはいっても一般的な海外旅行同様、スリや置引、詐欺など軽犯罪はありえます。手荷物や貴重品の管理は徹底し、怪しい動きをする人には近づかないようにしましょう。
博物館や大型ショッピングモールに夜はディスコにバーなど、ビーチリゾートだけでなく街歩きも楽しいイロイロですが、特におさえておきたい見どころをご紹介します。
イロイロと海峡を挟んですぐ、ボートで約20分という距離のギマラスは、全体が石灰岩でできた島。その土壌で育てた米やマンゴーがおいしいと評判です。この島には美しいビーチがあり、イロイロに滞在する留学生や観光客がこぞって海水浴やダイビングに訪れます。 また、この島には洞窟や滝が多数あり、それらを回るツアーも楽しみどころの一つでしょう。まだ開発がそこまで進んでいないことから、ローカルの雰囲気を満喫できるはず。
イロイロにはいくつか教会がありますが、街の中心部から40kmほど西にあるミアガオ地区のこの教会は世界遺産登録を受けています。蜂蜜のような色をした外壁が特徴で、建設されたのはスペイン統治下にあった時代、1778年ごろといわれています。宗教施設という意味合いのほかに要塞(ようさい)としての役目をもっていましたが、戦火にさらされるほか天災などを経て激しく損傷、1962年に現在の姿、ロココ調様式に生まれ変わりました。所在地からミアガオ教会とも呼ばれ、こちらの通称のほうがよく知られているかもしれません。
教育都市として有名で、治安も良いイロイロ。旧市街地には文化遺産が集まり、各国文化を織り交ぜたレストランも充実しています。マニラから飛行機で約1時間とアクセスが良いため、旅の予定に組み込んでみるのもおすすめです。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/05/01