上海旅行に適した服装&あると便利なアイテム
上海に出かける前に、気になるのは現地での服装。亜熱帯気候に属し、四季がはっきりと分かれている上海では、季節に応じたアイテムが必要です。また、秋の終わりから春のはじめにかけてはPM2.5による大気汚染が深刻化するため、マスクを持参するなどの対策をしておくと安心です。
上海市は北緯31度、東経121度に位置し、亜熱帯性気候に属します。緯度は鹿児島県とほぼ同じですが、冬はシベリアから冷たい風が吹き込むため、東京とよく似た気候だといわれています。日本と同じく四季がはっきりと分かれており、一年を通して湿度は高めです。
上海でもっとも過ごしやすいのが、春のシーズンである3月から5月です。ただし、3月はまだ肌寒い日も多いため、薄手のコートを用意しておくとよいでしょう。紫外線が強くなる5月以降は、日焼け止めや帽子、サングラスなどのアイテムがあると便利です。
6月に入ると湿度が上がり、日本と同じく梅雨のシーズンに突入します。靴やバッグはぬれてもいいものか、防水加工してあるものを準備しておくとよいでしょう。
7月中旬以降の本格的な夏の季節は、平均気温が30度以上の日が続きます。半袖あるいはノースリーブ、足元はサンダルなど、できるだけ涼しい服装をおすすめします。気温、湿度共に高い日が多いため、熱中症対策も必須です。
屋内や電車内は冷房が効きすぎていることも多く、カーディガンなどすぐに脱ぎ着しやすいアイテムが1枚あると便利です。8月下旬は台風シーズンに入るため、カッパなど雨具を用意しておきましょう。
上海のもうひとつのベストシーズンは、9月から11月にかけてです。9月はまだ残暑が厳しいですが、10月に入ると一気に秋らしい気候になり、気温は平均20度前半まで下がります。日中と朝晩の寒暖差が激しくなるため、夜の外出予定がある場合はジャケットやカーディガンを用意しておきましょう。
11月なると徐々に防寒着が必要な日が増えてきます。年によっては秋の気候が長引くこともあるため、荷物に迷ったら秋服を持参し、寒い場合は現地で冬物を買い足すのも手です。寒さが厳しくなる12月以降は、コートやマフラー、手袋は必需品です。
1月から2月の前半は氷点下になることもあるため、寒さ対策は十分にしましょう。風邪や乾燥対策として、マスクやのどあめなどを持って行くと役立ちます。
まだ肌寒い日が続く春先や寒暖差が激しくなる秋の始まりは、体温調節ができるストールやカーディガンがあると便利です。夏でも、レストランやホテルは冷房が効いているため、さっと羽織れるものがあると安心です。
また、夏場であれば、紫外線対策、日焼け予防として帽子や日傘は必需品です。虫よけスプレーやかゆみ止めなども、バッグにしのばせておくと役立ちます。梅雨や台風の影響で雨が降ることが多いので、雨具も用意しておきましょう。
上海の冬の寒さはとても厳しいです。ダウンジャケットやマフラー、温感インナーでしっかりと防寒対策をしておきましょう。空気が乾燥しているため、女性は保湿力の高いスキンケアがあると安心です。
10月の終わりから春先にかけては、PM2.5などの大気汚染が特に気になる季節です。PM2.5対策アイテムとして、使い捨てマスクが大変役立ちます。しっかりとPM2.5を防ぎたい場合は、N95規格のマスクがおすすめです。
現地でも手に入りますが、日本で多めに買っておくと困りません。花粉やPM2.5対策用のスプレーもあわせてチェックしておくとよいでしょう。
また、服についた微粒子や汚れを落とすために、コロコロなどの粘着クリーナーもあると便利なアイテムです。ホテルの部屋に入る前に上着を脱ぎ、なおかつクリーナーでキレイにしておくとより安心でしょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/03