上海のベストシーズンはいつ? 季節ごとのおすすめ観光情報
日本から飛行機で2時間~4時間と気軽にいける上海ですが、旅行にいくならやはりベストシーズンに訪れたいですよね。旅行におすすめの時期は、中国の祝日を避けた春と秋。上海の季節情報とおすすめアクティビティをまとめました。
緯度的に中国の中央に位置する上海は、亜熱帯気候に属します。鹿児島市とほぼ同緯度ですが、気候はほぼ東京と同じ。蒸し暑い夏(40度を超える日も)と、凍えるような寒い冬(氷点下より下がる日も)に比べて、過ごしやすい春と秋が、上海旅行のベストシーズンです。ただし、夏と冬に比べると期間は少し短めです。
上海の春は温暖ですが、寒さが残る3月から、夏日が混じる5月まではあっという間。晴れた日や雨・曇りの日など、もちろん天気によって温度は上下します。
東京での春の装いをベースに、前半は寒さ対策、後半であれば温度調節しやすい服装を用意していくことをおすすめします。いずれの場合も、朝夕の寒暖差対策も忘れずに。
台風シーズンが終わった9月下旬から11月も、上海のベストシーズンです。爽やかで東京よりも晴れる日が多い上に、上海ガニのシーズンも始まります。
服装は、東京の秋の装いをベースに、体温調節をしやすいものがよいでしょう。前半は、薄手のジャケットやカーディガン、後半は厚手のコートなどを用意していくと安心です。
8月末から9月中旬までの台風シーズン、真夏や真冬は避けたほうが無難です。
また、旧正月にあたる春節(年によって変動しますが、1月末~2月中旬頃から始まる1週間)や、9月下旬の中秋節、10月1日から1週間の国慶節などは国内旅行が増え、観光地が混み合うため、中国の祝日を事前に調べ、旅行日程をずらすことをおすすめします。
気候のよいシーズンにこそ体験したい、上海のアクティビティをご紹介します。おすすめは、お花見や郊外への散策で美しい自然に触れ合い、旬の食事を味わうこと。旅の合間に、美しく、おいしい上海を楽しみましょう。
梅、桃、桜、モクレン、柳絮(リュウジョ)など、上海の春は花が咲き誇る美しい季節です。カフェのテラス席や、近くの公園で楽しむお花見もおすすめですが、中国庭園を訪れて、満開の花と庭を楽しめるのも春だからこそ。
江南様式庭園として名高い豫園や、魯迅の墓がある魯迅公園などに足を運んでみてはいかがでしょう。
気候のよい春は、足を延ばしてちょっと遠くの郊外散策もおすすめです。
地下鉄で行け、日帰り旅行を楽しめる南翔は、まさにうってつけ。450年前に作られた緑豊かな名園、古猗園で梅の花を楽しんだり、南翔小籠包発祥の地で小籠包の食べ比べをしてみたり。また、宋代、明代の歴史ある建物も残る水郷、南翔老街を散策するなど、南翔の春を満喫してみませんか。
一年中食べられるようになった上海ガニですが、シーズンである9月下旬~12月のおいしさは格別です。
特に最高級とされる陽澄湖産のうち、10月の卵を抱いたメス、11月の白子が詰まったオスは絶品。メスはあっさり、オスは濃厚と味が違うので、好みにあわせて注文の際に希望を伝えてみても。上海の秋を味わいましょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01