上海へはLCCで! 日本から利用可能な格安航空会社と注意点
上海へは、LCCを利用すれば国内線並みの格安運賃で海外へ行けます。日本と上海間にも、日本から格安で利用できる複数の格安航空会社が就航しています。LCCは、安い代わりに一般的な航空会社と利用方法が異なる点が多いですが、その点を踏まえていれば、リーズナブルで快適な旅行ができるでしょう。
LCCとは「ローコストキャリア(Low Cost Carrier)」の略で、通常航空機内で提供されるサービスや手荷物の制限を厳しくすることで、運賃を低価格に抑えて運航する航空会社です。
近年、国際線のLCCも日本国内に続々と就航しており、従来高額な運賃を支払って渡航していた海外都市へも、驚くほど安い運賃で気軽に行けるようになっています。
LCCでは、空席状況やキャンペーンなどによって、従来の航空券よりも大幅な値引きが行われることがあります。日本と上海間にも、いくつかの直行便LCCが就航しています。
上海を拠点とする春秋航空が就航するのは、札幌・新千歳空港、茨城空港、羽田空港、成田空港、中部国際空港、関西国際空港、広島空港、高松空港、佐賀空港の計9カ所。日本と上海間に就航しているLCCの中でも、最も多くの空港で利用できる航空会社です。
オーストラリアを拠点とするLCCです。オーストラリア各地とアジアを結ぶ路線が主ですが、アジア間の都市を結ぶ路線も運航。日本からは成田空港と上海・浦東国際空港間に就航しています。
上海・浦東空港と羽田空港、関西国際空港間に就航しています。関西国際空港を拠点とし、旅のスタイルごとの運賃や3人以上での割引など、オトクな運賃で旅行ができます。
安く航空券が購入できるので節約旅行も可能なLCCですが、利用方法は一般的な航空会社と異なる点が少なくありません。LCC利用時の注意点をしっかりチェックして、お手頃価格の海外旅行に出かけましょう。
LCCでは航空券購入からチェックインまで、オンラインでの手続きが基本です。インターネットを使って航空券を買うことに抵抗があるという方には、LCCの利用は向いていないかもしれません。
予約時期や空席状況、予約条件によって航空券の価格が大きく異なる場合が多いのも、LCCの特徴です。予約が早ければ早いほど安い料金で航空券を購入できるチャンスが増えますが、安い代わりにキャンセル・返金不可の航空券もあります。予約時には購入条件をチェックしましょう。
さまざまなコストをカットして運航しているLCCでは、預け荷物を有料としているところが多いため、追加料金を支払わずに搭乗するためには、すべての荷物を機内持ち込みにする必要があります。
設定されている機内持ち込み手荷物のサイズと重量は厳守です。少しでもオーバーしていると、追加料金を請求されることがありますので注意しましょう。
また、手荷物として座席に持ち込める液体の量や持ち込み方法にもルールがありますので、利用する航空会社の規定をしっかりチェックするようにしてください。
LCCでは同じ路線を1台の航空機で往復しているケースが多いため、同じ機材で飛んでいる路線で遅延が発生した場合、その後の同路線も遅延する可能性が高くなってしまいます。大手航空会社のように代替機を用意する、ということはほぼ期待できません。
LCCは大手航空会社と異なる点も多いですが、上手に利用できれば快適な格安旅行を可能にしてくれます。気軽に利用できるLCCで上海旅行を楽しみましょう!
※本記事は2017年10月時点の情報です