上海で無料Wi-Fi事情。ネット規制回避方法もご紹介
上海は、街中の至る所に無料で使えるWi-Fiスポットがあり、インターネット環境が充実しています。しかし日本の感覚とは異なりインターネットの閲覧には規制があるため、旅行前に現地のWi-Fi事情を知っておきましょう。
上海のWi-Fi環境はかなり整備されており、普及率は日本をはるかにしのぎます。
ただし中国はインターネットの閲覧に規制があり、上海では閲覧できないサイトやサービスがあります。2017年9月現在、InstagramやTwitter、LINEなどのSNSをはじめ、GoogleやYouTubeなどへのアクセスはできません。アクセス可能なポータルサイトやサービスとしては、Yahoo! がありますので覚えておきましょう。
上海の無料Wi-Fiスポットは、自由に接続できるフリースポットのほか、パスワードや中国の携帯番号など接続条件を設定している場所もあります。
上海浦東国際空港で無料Wi-Fiに接続する場合、空港内のWi-Fi受付カウンターにパスポートを提示するか、パスワードを発行する専用機械を利用します。
観光地だけでなく、大きなショッピングモールやカフェ、ホテルのロビーや銀行など街中にも無料スポットがたくさんあります。ファストフード店やカフェなどはパスワードなしでつながる所が多く、スターバックスやコスタコーヒーは店舗数も多く、旅行中の強い味方です。
また、パスワードが必要な場合も店員に聞けば教えてくれます。ただしパスワードを携帯のSMSで受け取るよう設定されたスポットもあり、その場合は中国の携帯番号がないと使用できません。
上海ディズニーランドは国際電話にも対応しており、登録画面の「中国CN」を「INTL国際+」に変更すればSMSでパスワードの受信が可能です。いずれにしても閲覧規制がかかっており、特定サイトへのアクセスはできません。
上海でのインターネット閲覧規制は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使うことで回避できます。
VPNは月額契約サービスが主流ですが、旅行などの短期滞在の場合、Wi-Fiレンタルサービスの「VPN機能付きプラン」を利用することができます。そのほか、国際ローミングを利用する方法もありますが、日額約3,000円と高額になるため気を付けましょう。
無料のWi-Fiは手軽に利用できてとても便利ですが、暗号化されていない場合もあるため、ネットバンキングやショッピングなど、個人情報の送受信が必要なものは極力避け、不正アクセスの被害にあわないよう注意しましょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01