上海は日本よりも物価が高い? 何がお得なのか旅行前にチェック
上海の物価は、一般的に国産の物は価格が安く、外資系ブランドや輸入品は日本よりも高いという特徴があります。現地の物価事情を事前にチェックして、お得で効率の良いショッピングを楽しみましょう。
中国では、2014年頃からの円安や富裕層の増加で、物価が上昇傾向にあります。
上海は中国経済の中心地としても知られ、都市部では日本同等かそれ以上の価格帯であることも珍しくありません。とはいえ、郊外へ行くと物価が下がることもあり、エリアによって大きな差があるといえます。
2017年9月現在のレートは、1元=16.76円で、およそ6元=約100円で換算されます。レートは大きく変わる可能性があるので、出発前によく確認をしておきましょう。
中国産の商品と日用品、生鮮食品などは日本よりも安い傾向にあります。主食となる米は日本の3分の1程度の値段です。国産の500mlペットボトルの水は、安いものなら2元(約33円)で購入できます。
地元民が利用する食堂などでは、飲食代も安く抑えられます。繁華街で見かける屋台のB級グルメや肉まん、小籠包などは1つ1元程度で、リーズナブルに食事することができます。
また、公共の交通費が安いことも上海の特徴です。地下鉄の初乗り料金は3元(約50円)、バスは1元または1.5元(~約25円)、空調付きであれば2元(約33円)、タクシーの初乗りは14元(約234円)と、安く利用できます。
市内外の観光地めぐりには交通機関の利用が便利なため、公共交通機関やタクシーを上手に活用しましょう。
海外ブランドであれば、日本産の日用品でも2倍以上の価格がつく傾向にあります。500mlペットボトルの水も、海外メーカーになると12元(約200円)となり、国産最安値の水と比べるとほぼ6倍の差があります。
こちらも日本より高価な場合が多く、例えばスターバックスコーヒーは、日本の1.2倍ほどの値段です。レストランは全体的に割高傾向にあり、また中華料理以外は高価な設定の店舗が多くみられます。外食をする際には、事前に予算を確認しておくと安心です。
LOUIS VUITTONやPRADAなどの海外ブランド品も、市内の直営店では日本よりも高価なことが多いです。ただし、上海浦東国際空港内にある免税店では免税価格での購入が可能です。
上海での食事は、屋台やローカル食堂、ショッピングモールなどに入っているフードコートを利用すると低価格で抑えられます。身近な飲食店と高級レストランでの食事を使い分けるのがおすすめです。
地元民が多く利用する市場を利用しましょう。ショッピングモールやスーパー、コンビニも多数ありますが、市場は地元価格でのショッピングが可能。同じ品物でも、デパートと市場では値段に10倍近くの差がある場合もあります。
なお、市場内では、特に値札がついていない商品に関しては価格交渉が可能です。電卓を使用すると、現地語が分からなくても交渉がしやすくなりますので値下げ交渉してみるのも旅行の醍醐味でしょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01