上海旅行で両替するなら現地がいい? 一番お得な方法は?
上海の通貨「人民元」は現地での両替がお得ですが、交換金額によっては手数料が割高になる場合があります。あらかじめ両替額とレート、手数料、利便性などを確認して、ベストな方法を選びましょう。
上海の通貨は「人民幣(RMB)」で、日本語では「人民元」と呼ばれます。紙幣は100元、50元、20元、10元、1元、5角、2角、1角の8種類、硬貨は1元、5角、1角、5分、2分、1分の6種類です。
1元は約16円ですが(2017年9月現在)、元のレートは社会情勢によって大きく変化します。また、両替する場所により、1回につき手数料が決められている場合と、手数料込みのレートが表示されている場合があります。両替前に確認しておきましょう。
日本国内においては、空港や銀行、FX銀行の両替サービスなどがレートの良い両替方法として人気があります。
空港、市内の銀行、ATM、ホテル、観光地の両替所、外国人向けのギフトショップやデパートの両替コーナーなどで両替が可能です。
日本国内よりも現地の方がレートが良く、上海に到着した後の両替がお得です。ただし1回ごとの両替手数料は上海の方が高いため、場合により、日本での両替でもお得になるケースがあります。
例えば、現地到着後の移動交通費などに小額現金が必要な場合は、手数料を加味しても、日本の空港で両替する方がお得です。
そのほかの両替スポットも手数料によって両替後金額に差があるため、お得に両替できるところを事前に確認しておきましょう。いずれの場合もパスポートの提示が必要ですので、忘れずに持参してください。
上海浦東国際空港での両替は、到着後すぐに利用でき、場所が分かりやすいという利点があります。一方で、現地両替所の中ではレートが低く、手数料も高いのがデメリット。空港での両替には1回につき50~60元(約830~1,000円)の手数料がかかるため、両替金額が少ないほど割高となります。
一定ランク以上のホテルであれば、大抵の場合は両替が可能です。市内の銀行に比べるとややレートが低い傾向がありますが、待ち時間もなく、対応も丁寧なのがメリットです。ただし宿泊客以外は利用ができないこと、両替サービスのあるホテルでも人民元を切らしている場合があります。
もっともお得に両替できる場所は、街中の銀行での両替です。レートが良く、手数料もかかりません。銀行軒数は非常に多いため、どのエリアでもすぐに見つけられるでしょう。
両替できる銀行には「Exchange」の看板やマークが掲げられています。両替時には申込書への記入が必要で、銀行員によっては英語対応が可能です。営業時間は通常9:00~17:00で、日中は混雑することもあるため、朝一番または夕方の訪問がよいでしょう。
また、現金での両替以外に、クレジットカードのキャッシング機能を利用して現地のATMで人民元を引き出すことも可能です。高レートなうえ、帰国後すぐに返済手続きをすれば手数料もかなり抑えられます。事前に手持ちのクレジットカードの規約などを確認しておくとよいでしょう。
上海では、銀行の前や各両替スポットなどにヤミ両替商が立っていることがあり、高レートでの両替を持ちかけてくることがあります。ヤミ両替は違法行為であるため、偽札などのトラブルがあった際の保証もなく、警察での相談もできないため利用は避けましょう。
両替は信頼のおける場所で行うようにして、違反行為やトラブルのリスクを冒さないよう注意することが大切です。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/03