上海の観光スポット・外灘。幻想的な光に包まれる夜の絶景も見逃せない!
上海の人気スポット・外灘は、揚子江に注ぎ込む黄浦江の西岸、外白渡橋から南へ約1.1キロの、歴史ある西洋近代建築が立ち並ぶエリア。遊歩道を散策したり、船上からの夜景を楽しんだり、再開発地域でショッピングをしたり、楽しみは尽きません。魅力満載の外灘をご紹介します。
19世紀末に外国人居留地(租界地)として設定されたエリアの一つであり、交通の要所として栄えた外灘。英語名でのバンド(Bund)の呼び名もいまだ健在です。
20棟以上立ち並ぶ歴史ある石造りの西洋建築は、対岸にある対照的な浦東エリアの上海タワーや高層ビルと対比され、新旧の上海を感じとれる人気のエリアになっています。
外灘の遊歩道から眺める、浦東のきらびやかな高層ビル街。浦東側から眺める、外灘の重厚感があり歴史を感じさせる建築物。美しくライトアップされた夜景は、両岸ともに、見応え十分です。
両岸の夜景を一度に楽しみたい人は、黄浦江のナイトクルーズ船や、渡し船に乗ってみるという選択肢もありですね。
季節にもよりますが、ライトアップは19時頃~22時、23時頃までなので、計画的に訪れましょう。
外灘エリアへは、地下鉄2号線、または10号線の南京東路駅(Nanjing East Road Station)から、徒歩約10分。
対岸の外灘の夜景を眺めたい場合は、浦東の濱江大道(Bin jiang da dao)へ。地下鉄2号線の陸家嘴駅(Lujiazui Station)から徒歩約5分です。
両岸の移動は、地下鉄のほか、渡し船や観光トンネルのトロッコの利用も可能です。
南京条約によって開港した港の一つ、上海。揚子江に注ぎ込む黄浦江の西岸、表玄関となった外灘は、列強諸国が管理する共同租界となり、各国の銀行や商社がそれぞれの権威を示そうと、競って重厚な近代建築を建てました。
現在は内部を改装し、公共機関として、またブランドショップやレストランが入る複合ビルとして利用され、人気のスポットとなっています。
外灘遊歩道は、黄浦江に沿って黄浦公園(北側)から十六鋪埠頭までの約1.5キロの遊歩道です。西洋近代建築や、対岸の浦東などを眺めながらゆっくりと散歩できる遊歩道は、朝には太極拳、昼間は観光客、夜は夜景を楽しむ人でにぎわっています。改装された近代建築ビル内でショッピングや、レストランを楽しむのもおすすめです。
1868年にスコットランドの庭師が造営した、外灘遊歩道の北端にある公園です。公園内北側には、人民英雄紀念塔があり、ランドマークとなっています。外灘の名建築物、浦東の高層ビル、北側の外白渡橋をのんびり眺めることができる黄浦公園は、緑が多くゆったりとしているので、旅の疲れを癒やすのにも最適。早朝の太極拳も有名です。
上海を水上から見学できる、黄浦江クルーズ。揚子江の合流地点までを往復する、およそ3時間のロングコースは14時からの一便のみ。複数の船会社が運営する、外灘から浦東地区を中心に見学できる約1時間のショートコースは、11時~21時30分まで。15~30分間隔で運行されています。
昼間のクルーズはもちろん、日没時間帯とライトアップ後のナイトクルーズも人気です。
黄浦公園の西、西洋近代建築の裏側500mほどの通りが円明園路です。2009年に建設されたペニンシュラホテルと一緒に再開発が始まり、アスファルトの道路が石畳に、古びた建物が、趣を残しながらおしゃれなカフェやレストラン、アートショップなどに生まれ変わりました。通りを楽しんだらお茶を飲んで一息つくのもおすすめです。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01