南国といえば台風……サイパンは大丈夫?
年間を通して常夏のサイパンにも、雨季と乾季があります。また、少ないものの台風が来ることもあるため、事前に天気予報や台風情報を確認しておくことが必要です。
日本からの3時間と気軽に行ける海外リゾート地、サイパン。青い海や美しく広がる砂浜の光景が、大きな魅力の観光地です。そこで、サイパンらしい美しい景色を満喫するために、気を付けておきたい台風と天気予報についてご案内します。
日本から南におよそ2400kmに位置するサイパンは、年間を通して気温に大きな変化が少なく、およそ27度前後の気温を保つ海洋性亜熱帯気候の島です。
11月から3月が乾季、4月から10月が雨季といわれていますが、乾季と雨季の違いがはっきりとはしていません。雨季の雨は日本の梅雨とは異なり、一時的に降ってすぐにやむスコールであるのが特徴です。
一年中楽しみやすい気候ですが、気を付けたいのが台風です。サイパンの台風は一般的に、雨季の終わりの9月から10月頃がシーズンです。
強い台風が上陸した場合には、観光客も強制的に外出禁止で、ホテルに缶詰め状態になるケースもあります。また外出可能でもレストランや観光地が休みとなったり、空港が閉鎖して予定日の帰国ができなくなってしまう場合もあります。
実際に台風がサイパンに上陸する頻度は、けっして多くはありません。サイパン近くで台風が発生したという天気予報を見て、台風が多いイメージを持つかもしれませんが、実際にはサイパンに台風はあまり近づきません。
一般的には台風は、サイパンの西側で発生し、直撃することは少なく、フィリピンから勢力を上げて沖縄方面に向かうというルートをとります。
台風がサイパンに上陸する可能性は、けっしてゼロというわけではないため、テレビやインターネットの天気予報や外務省が発信する海外安全情報などを利用して、事前に確認しておくと安心でしょう。
また、サイパンでは台風上陸の可能性を4段階の数字で表しています。コンディション1は12時間以内の、コンディション2は24時間以内の、コンディション3は48時間以内の上陸の可能性があるとされ、海への外出禁止やホテル待機を強いられます。コンディション4では72時間以内の上陸予想がされて、テレビなどを通じて警報が流れます。
より確実に旅を楽しみたい場合には、台風が起こりやすい時期を避けて計画を立てておくと安心です。
南国のリゾート地サイパンでの時間をより満喫するためには、良い気候に恵まれることが条件のひとつとなります。天気予報や台風情報を事前にチェックして、旅の計画を立てておくと安心です。
※本記事の内容は、2016年11月時点の情報です。
更新日:2025/05/02