サイパン旅行にビザは必要? 疑問に答えます!
観光か商用目的で45日以内の滞在をする場合、サイパンへの渡航にはビザもESTAも不要です。また90日以内であれば、ESTAの申請を条件にビザ不要で渡航が可能となっています。
およそ3時間半で行くことができる身近な海外リゾート、サイパン。気軽に行くことができる場所ですが、滞在日数によっては書類の申請が必要なケースがあります。サイパン入国に必要な手続きを確認しましょう。
海外へ出入国する場合、有効なパスポートと、公印としてのビザ(査証)が必要となる場合があります。
サイパンへの渡航の場合、2009年11月28日から施行された「グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI Visa Waiver Program)」により、日本国籍を保有している人であれば、目的が観光か商用かに関わらず45日以内までビザは不要となっています。
このプログラムを受けるためには他にも、
などの条件にも該当している必要があります。あわせて7アメリカドルの入国審査料を、航空券の発券と併せて支払う必要があります。
45日という日数を過ぎた滞在の場合、90日以内であればESTA(エスタ)を申請することでビザが免除となります。
ESTAとは、ビザ不要対象国の渡航者がアメリカ合衆国に渡航可能であるかを審査するシステム。日本を含む特定の国籍の人が有効なEパスポート(IC旅券)などを所持しているなどの条件を満たせば、ESTA認証でビザが免除となるものです。
ただしイラク、イラン、スーダン、シリアなどへの渡航歴がある人はビザが必要となりますので、詳しい条件は外務省ホームページなどで情報を入手しましょう。
45日以内の滞在を予定し、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムによりESTAの申請をしていない人の場合、出入国カードであるI-94とI-736、通関申告書の3つの書類が必要となります。
45日を超える90日以内の滞在を予定し、ビザ免除プログラムによりESTAの申請を行っている人、あるいはビザを申請している人の場合には、通関申告書のみが必要書類となります。これらはすべて飛行機内で配布されます。
気軽に海外リゾートを楽しむことができるサイパンは、滞在日数や条件により書類の申請が必要となります。事前に自分に必要な書類について、確認しておくことが大切です。
※本記事の内容は、2016年11月時点の情報です。
更新日:2025/06/18